セフレ沼に①
彼氏と別れて、すぐにかずまくんに報告した。「よく頑張ったね。」かずまくんはそう言い優しく包み込んでくれた。
そこからも何度も彼の家に行ってヤッた。
でも、かずまくんとは付き合えない。セフレ関係であることは自分でもわかっていたし、かずまくんが私に恋愛感情を抱いていないことも分かっていた。セフレは恋愛感情をもったら、終わりだということも分かっていた。だから私は、好きという気持ちを押し殺して、かずまくんに会っていた。
1度こんな話をした事がある。
「私のこと、どう思ってるの?」
「友達として好きだよ。」
「私も友達として好きだよ。」
「よかった。俺、前にセフレに恋愛感情抱かれてめんどくさかったんだよね。男って1回ヤッたら、もうその人は恋愛対象として見られないんだよね。」
とっても辛かった。こんなに好きなのに。こんなに彼女みたいなことしてるのに。どうしてかずまくんの本命になれないのだろう。
私の心は次第に病んで行った。
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