段ボールのパワー・・・
今日で「東日本大震災」から8年です。
あれから8年、私の感覚ではあっという間の8年ですが、被災地に住んでいた方、大切な方を亡くされた方にとってはどうなのでしょう。 簡単な言葉は使えません。
私は当時、以前話した通り、北関東の内地にいたので直接的なダメージは少なく、地震後のライフラインや、生活に少し苦労をした程度です。 なので、当時自分に「何が出来る!?」と考えた末に募金をしました。
偽善者呼ばわりされるのは嫌でしたが、勇気を出し、職場や友達、SNSなんかで「募金をしました」って言いまくり、どうにか募金精神が伝染すれば良いなと思っていたのを思えています。
でも日々流れるニュースを見ると、誤った認識かもしれませんが、募金で集まったお金は国・各自治体に行き、必要な物資を準備してから届けるが、時間が相当掛かるし行き渡らい人もいるかも・・・被災者に「すぐ!直結!」というわけでは無いとの事。
「じゃあ何をすれば直結した事が出来る!?」と考えすぐに行動。
直接ボランティアへ。 まさか自分の人生初の宮城県がボランティアで行く事のなるとは思いませんでしたが。 会社を数日休み、いざ宮城県へ。常磐道は封鎖、初めての東北道は地震後だった為に道は悪く、道中のバスの車内は車酔いしていた事を覚えています。 そして「宮城県石巻市」へ~ バスから見える景色は皆さんが良く言う例えと同じになりますが、本当に映画の世界です。 実際に目の前で車がひっくり返り、町の建物なんかも倒壊しまくっていて、町全体が砂埃で茶色くて、教科書で見る戦後日本のような、、、でも自衛隊員や町の人、ボランティアの人がたくさんいたので、活力的なものは凄く感じたのを覚えています。
そして毎日ボランティアセンター?なる所へ行き、今日のボランティア場所の支持をもらい現地に向かいます。 歩いている途中も震災前から暮らしていた方々に「これやってくれ!あれやってくれ!」と数メートル歩けば声掛けられます。 でも厳しい現実ですが「手伝ってはいけない」のです。 なぜなら、今日のボランティア場所にいる方はボランティア申請を出し、緊急性等を調査されて数日から数週間待ち、ようやくボランティアの援助を受けられるわけで、それを我々が「かわいそうだから」とかで簡単に歩きながらお願いを受けまくっていたら、本来待っている方のほうの作業に影響が出ちゃうからです。 その事をボランティアセンター?で一番最初に言われた事を覚えています。 簡単に言えば管理・調査・作業人員全ての場所に人が足りない!! ただそれだけです。
ここから下は少し気持ち悪くなる方がいるかもしれません。 書こうか悩みましたが、ちゃんと伝えたいので書きます。 各自判断して頂き、進んでください。(途中失礼な表現等は私個人の意見なので、お許しください)
-----------------------------------------------------------------------------------
8年前+初めて行った土地が津波で荒れた状況でしたので、そこまで地名や場所があってないかも知れません。。。 初めてのボランティア場所は漁港でした。 クジラや魚がたくさんあった事を覚えています。 普通に観光なら目の前にクジラってなかなか水族館でもないし興奮しますよね!? でも私が見たクジラはもうそれはそれは酷い状態で、ちゃんと伝えたいから書きますって言っておきながら、今どう伝えれば良いのか悩んでいますが。。。 とりあえず漁港にいるクジラ・魚は全部腐っています。 もう漁港は地獄絵図です。 食べれる海産物なんてもちろんゼロで、なんなら食欲ももちろんゼロです。 なぜなら腐ったクジラ、魚の匂いがもう人生初に体験した匂いで、例えるなら想像ですが、腐った卵が町全体に隙間無くと言えばなんとなく想像つくでしょうか? そんな状況で誰が食欲湧きます? しかも腐っているから匂いだけで無く、目に入る光景は悲惨です。 最初はハエ、虫が大量に飛んでいたので、そりゃこの匂いならなと、もう匂いの影響により、普段ならあの大量のハエ、虫を見たら大騒ぎですが、あの時はそれほど驚かず、なんなら「当然だな」となんか落ち着いていました。 でも近づくにつれクジラの巨体・魚が白くて「魚って腐ると白くなるんだ」なんて思っていたら・・・・白い原因は「ウジ虫」やその他とりあえず「虫が湧く」なんて言われる大量の虫と卵だらけです。だらけです!!! さすがにここで私は吐き気が凄かったです。
ここで少し気持ち悪くなる話は終わります。
-----------------------------------------------------------------------------------
ボランティアの内容ですが、そのクジラ・魚の処理でした。 何か特殊な事をやりそうな感じですが、全然です。 ただただ大きいスコップで処理する。 これを1日中やりました。 もちろん昼食は食べれず、夜も少し宮城県のご当地物を期待していましたが食べれず、ずっと大浴場で体を洗いまくっていました。 それだけ衝撃的な1日でした。
次の日はまた別の現場へといった感じのボランティアの日々でした。 覚悟を決め厳しい訓練をした自衛隊員の方々は本当に尊敬に値する活躍で、私は自分の不甲斐なさで落ち込んでいました。
あれから8年です。
ようやく!ようやく!タイトルの意味を‼www
完全に今日のタイトルの話題を忘れていました💦
今日ニュースを見ていてこれは素晴らしいと思いました。 私も窮屈な車の中で何日も過ごし、体中痛くなったこと覚えています。 避難所に行かなかった理由は、当時独り身でしたし、プライバシーが無い、知らない人達と寝る、一日窮屈なイメージを持っていたので避けていましたが、この「暖段はこベッド」は素晴らしいです!!
【Jパックス株式会社】「暖段はこベッド」⇩⇩⇩
WithNewsから抜粋⇩⇩⇩
これは段ボール屋さんという段ボールのプロが考えた画期的なアイテム!! 暖かいし、プライバシーもある程度守れるし、組み立ては楽だしっていう本当に社長の方が色々な被災地に行き勉強し考え抜いたという事が納得です。こちらの社長さん何が凄いって、この「暖段はこベッド」会社全体売上の2%しか無いそうなんです。 下世話な話ですが、売上高載っていたので、単純計算で「暖段はこベッド」の売上は年間1,000万円です。 なんか段ボール業界にいない私からすると段ボールで1,000万って!!って思いますが、会社全体の2%だから、正直8年間もこんな事やらないですよね。
「いつか社会に恩返しせなあかん」「数字に表れない価値がある」
その強い想いがあるから、今も本業の業界全体は厳しい中でも続けているそうです。(※だいぶ割愛しています💦ぜひニュースに目を通してください!!)
JパックスのHP見ましたが、本業の方の段ボール、、、めちゃめちゃ種類いっぱいあるんですよ!? なんか段ボールって近くのホームセンターで適当なサイズの無地の物を買うイメージでしたが、こういうちょっと変わった段ボールでプレゼントとかも面白そうです!! 本当にこの【Jパックスさん・暖段はこベッド】は人気とかでは無く、まずはもっと認知拡大してくれる事を願っています!!
以上今回は私も熱が入り長くなってしまいすみません。
お付き合いありがとうございます。
Peace