学校教育へのVR技術導入について
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして。えふの字といいます。noteで教育・バーチャルについて記事を書いています。今回はVアドベントカレンダーという企画に参加させていただきました。
僕からは学校教育にVRを導入した際、どのようなことができるのかについて自分なりの案を紹介していきます。
1.VR技術を用いた教材の使用
VR技術を用いた教育として、VR技術を用いた教材を学習時に使用することがよく挙げられます。これは今までの映像の教材や模型の教材と比べて臨場感があり、生徒の興味をひきやすい面があります。
2.VR技術を用いた他施設との交流
他にもVR技術を用いて他学校や他施設等、学校外との交流の活発化が可能です。具体的な例として、
(1)不登校の生徒や入院している生徒などの登校できない生徒でも授業を360°カメラで撮影し、リアルタイムで授業を受けることが可能(2)VRのワールド内で複数学校での合同授業をすることが可能(3)学校以外の施設がVRのワールドを作成し、学校での教育で利用する
が挙げられます。
(1)や(2)などは現在でもPCやスクリーンなどで可能ですが、PCの画面は小さいため見にくいことがありますが、VRの環境ではそのようなわずらわしさが少なくなります。
またスクリーンで交流するよりもVRのワールドに入って交流する方が、それぞれの集団が混ざり合える分、密な交流ができます。
(3)では、VR化された展示を学校の活動(総合的な活動等)でいつでも見れるだけではなく、アポをとれば距離があって行くことができないような施設なども、VR技術を使えばワールド内で施設の職員の説明を聞きながら(現実の社会見学のように)見学できます。
さらに、施設側にとっても学校以外も対象にワールドを開放することで、普段来場できない人をはじめとする多くの人に利用してもらうことが可能です。
またインスタンスを学校の社会見学用と一般来場者用など年齢層や人数別に分けることで、互いに邪魔にならず気持ちよくワールドを利用することができます。
このように学校教育においてもVR技術は様々な面で活用することが可能だと考えられます。もちろん導入にあたっての課題も数多く出てくるでしょうが、より質の高い教育を多くの人に提供することはこれからより重要になるでしょうし、VR技術はその実現に大きく貢献するでしょう。そのためにVR技術者と教育界が互いに協力していくことが必要なのではないでしょうか。
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