見出し画像

ADHDとうつについての備忘録06 -植松努さんを直視できなくなった時、自分はもう終わりだと感じた-

有名なTEDの講演があります。

植松努さん「思うは招く」

もう10年前の動画になるんですね。
植松努さんのゆったりとした語り口に何度勇気を貰ったことか。
時に奮い立ち、優しい言葉に癒され、冗談に笑ったりもしました。

ですが、うつの底にいた時、この動画を直視出来なくなりました。
たくさん勇気を貰ったはずの、この動画を見た時に感じたことは「(自分には)どうせ無理」でした。

こんな感情になってしまう自分が嫌でした。
話の中に登場する「他の人の自信を奪う、自信をなくした人間」になってしまった。
一番なりたくない人間になってしまった。

その根底にあるのは「前向きな人は、自分のような価値のない人間を拒絶・幻滅するだろう」という感情でした。
過去の自分は、そんな卑屈な人には近寄りたくなかったから、尚更そう思うのです。

ふと“君は君の不幸の中で幸福なのだ。”という言葉を思い出しました。
認めたくないけれど、認めざるを得ない。
人の為にならないようなネガティブで生産性のないことを、頭の中でずっとこねくりまわして悦に入っている。そんな事を正当化しようとしている自分が恥ずかしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?