感想「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」
2022年に公開された「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」。
映画館で見ることができず、待ちに待ってやっと配信でみることができました!
時代設定ではシーズン1第1話から16年経っています。
全シーズン、前作の映画を通して悲喜こもごもいろんなことがありました。
そして今回の映画も素晴らしかった!
私なりの感想をまとめてみたいと思います。
あらすじ
亡き三女シビルの夫、トムがルーシー(王妃の侍女モードの娘)と再婚。
その結婚式から物語は始まります。
式のあと、バイオレットから南フランスの別荘を相続したという話を聞かされる面々。
謎めいた話に困惑しますが、現在の別荘の持ち主であるモンミライユ侯爵の招待でその別荘に向かうことになります。
同じころ、ハリウッドからサイレント映画の撮影のためにダウントン・アビーを貸してほしいという依頼が。
メアリーはダウントン・アビーの修繕費用が必要なこともあり、撮影を承諾します。
別荘はなぜバイオレットに相続されるのか、ダウントン・アビーでの映画撮影は上手くいくのか、果たして…。
16年の時の流れを感じるダウントン・アビーのメンバー
映画が始まって、一番最初に思ったこと。
みんなお年を召されたな…。
白髪が増えた方などはより月日の流れを感じます。
それを隠そうとはしないところは自然でいいと思いますよ!
メアリーも落ち着いた大人の女性という雰囲気が漂っていました。
シーズン1の時は勝気な女性という印象が強かったですが、今回の映画ではふんわりと穏やかな空気をまとっているよう。
私は最新作のメアリーが一番好きかも。
イーディスがよりおしゃれでかっこいい女性に
ドラマ版のイーディスの服装も好きだったのですが、今回のイーディスのファッションはさらに素敵でした!
物語の中で、イーディスは南フランスへ。
そのリゾートスタイルが本当に素敵だったんです。
特にこのパンツルックが私のお気に入り。
これもかわいい!
その時代の最先端のファッションを見せてくれるイーディスは生き方も最先端だったようです。
いまやワーキングマザーは当たり前となってきていますが、イーディスはこの時代に母であり、ブランカスター城の女主人であり、雑誌のライター兼編集者。
父ロバートからは心配されますが、夫のバーティは理解してくれています。
かつては実の母であるコーラから取り柄がないなんて言われていましたが、姉妹の中で一番活発に生きているようですね。
コーラもそんな彼女を応援してくれています。
よかったね、イーディス!
サイレント映画からトーキー映画の時代へ
今回の映画のもう一つの主軸、ダウントン・アビーでの映画撮影も波乱の連続です。
時代はトーキー映画の人気が盛り上がりつつあり、サイレント映画はウケないなんて言われ始めています。
この大きな変化を映画監督、出演俳優たちはどう切り抜けていくのでしょう。
奇しくも2023年2月現在、「バビロン」という映画が公開されています。
こちらの映画も同じく1920年代を舞台にした作品。
ハリウッドの映画界、サイレント映画からトーキー映画への移り変わりを描いた作品だそう。
私はこちらの作品は見られていませんが、今回のダウントン・アビーの映画と重なる部分も多いようで、興味深いです!
"偉大なる女性"バイオレット様
突然南フランスの別荘を相続することになったバイオレット様。
実は若い時にいろいろあったようで、この謎を解き明かしていくのが物語の主軸ともなっています。
ダウントン・アビーのドラマが始まったころは、ただただ自分の考えを曲げない、周りに恐れられる先代伯爵夫人という感じでした。
ある意味、上流貴族一家の重鎮のイメージにぴったりはまるキャラクターでしたね。
しかし、時には下っ端メイドのデイジーの話を聞いてあげたり、イザベルが結婚したら友をなくすかもと涙したり、人間味あふれる一面も見せてくれました。
怖いけど、憎めない素敵な方です。
そんなバイオレット様の魅力が映画でもたっぷり描かれています。
おなじみの侍女デンカーさんとのやり取りは笑えるものばかりでした。
デンカーさんも憎めない存在。
映画に一笑い添えてくれていました。
モールズリーさん大活躍
前作の映画では笑いをくれたモールズリーさんですが、今回の映画ではさらに大活躍!
相変わらず和ませてくれる存在でありながら、キーパーソンにもなっているので、注目してほしいです。
モールズリーさんって笑いを取るキャラでありながら、なにげに使用人から村の学校の先生、校長へとどんどん出世しているんですよね。
一時は働き口がなくなったり、下僕になるしかなかったりと、苦汁をなめた時代もありましたが、モールズリーさんのキャリアアップは、実はダウントン・アビーの中で一番すごいのかも…。
大好きなダウントン・アビー、最新作を見られて幸せでした。
私はまた繰り返し繰り返しダウントン・アビーを見ることでしょう。
また発見や感動があったら、noteに書いていきたいと思います!
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