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#69 どうしても食べられないもの

こんにちは、上海在住のKumaです。

連休明けや、休み明け、オフィスで仕事をしているとドキドキする時間がある。それは、同僚達のお土産配りの時間だ。

みんな食べること大好きなので、どこどこ地方の有名なお菓子〜などと言ってみんなに配ってくれる。

たいていのものは美味しい。仕事しながら干した牛肉かぁ、なんてこともあるけど基本的には美味しく頂く。

ただ、時々「うっ、これは...!」というものが回ってくる。

その代表格がドリアンである。

その場にいるだけで、姿が見えなくともそこにいるとわかる主張の強い果物だ。

先日お土産にドリアンのドライフルーツが全員のデスクに配られた。

もうそうなると逃げ場がない、どこにいてもドリアンの匂いしかしない...

きっと納豆と同じで、匂いはすごいけれど食べたら美味しいのだろう。でもあれをどうしても口まで運ぶことが私にはできない。

何事も経験と思い、食わず嫌いはやめて何でもトライしようと思っているが、ドリアンの他にどうしても食べられないものがいくつかある。

カエル
鴨血
鳥の足(指)
ハト(香港だと高級料理だ)

特にカエルにおいては、食べるものだと思って育ってきていないし、夏になると田んぼや池でゲロゲロ鳴いている。というイメージしかないものだから、どうしてもそれが頭をよぎり食べる気になれない。

カエルもハトも、野生のものをとってきたわけではなくて、食用に育てられたものだよ!

といくら言われても、無理なものは無理なのだ。

香港に赴任したての時に同僚との食事で出てきた鳥の足は食感、舌触りが、"鳥肌"そのもので、どうしても味わえなかった。

でもきっと私もこの国に産まれていたら、牛肉や豚肉を楽しむようにカエルも楽しんでいたと思うし、ハトもウナギ同様テンションが上がっていただろう。

それを確信させるエピソードが1つある。

中国人の同僚と、焼き鳥を食べに居酒屋に行ったことがある。私の大好きなぼんじり。

鶏のお尻のへんのお肉、ぷりぷりで美味しいよ〜と勧めたのだが、全員が顔をしかめていらないという。

きっと私が、鶏の足を食べるなんて!と思うように鶏のお尻を食べるなんて!と彼らも思うのだろう。

育った環境でこんなに感覚が変わるなんて面白い。

アメリカ人夫は上海に来たばかりの時に、パイナップルピザだと思って注文したら、ドリアンピザでオフィス中にドリアン臭を漂わせたという経験があるらしい。

国によってそれぞれ変わる食の好みや文化、やっぱり私が中国で好きなのは麺である。

ここの牛肉麺がすき

最後までお読みくださりありがとうございました♪



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