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社会人4年目が改めて「オレンジデイズ」を見て

久しぶりにドラマ「オレンジデイズ」を見ました。大学受験期には、モチベーションの8割がオレンジデイズだったくらい、大好きで思い出深いドラマ。

このドラマを最後にちゃんと見たのは大学生の時。オレンジデイズは大学生の青春の教科書だ、みたいな気持ちで見てました。上海ハニーを歌いながらレンタカーに乗ってキャンプに行きたい!と。憧れの眼差しで男女5人グループを見ていたのが当時の私でした。

なので大学卒業後は、あのドラマを見たら戻れない大学生の輝きを浴びて苦しくなりそう、、と思い何となく遠ざかっていたドラマでもあります。

遠ざかってたんですが、少し涼しさを感じるようになった秋の入口、なんかあのオレンジデイズの世界が恋しくなって見だしてしまいました。

これが今見ると、輝かしい青春シーンは色褪せず、加えて櫂くんと沙絵ちゃんの人柄に魅了され、自分の力ではどうすることもできない環境にそれぞれが立ち向かっていく姿に元気づけられました。

例えば櫂くんの強がりで見栄っ張りだけど、沙絵ちゃんが振られた時には余計なことを言わずただ「うん」って言いながら話を聞いてくれて、会いたいと言えば探して会いに来てくれる、人の気持ちを考えられる優しい所。例えば沙絵ちゃんの手話からも伝わってくる物事に向かう全力さ、僻みっぽいけどそれを素直に認められる強さ、すーぐ怒るけど、嬉しい時に見せるはにかんだ笑顔がめちゃくちゃかわいい所。2人とも割と感情むき出しな所も、社会に出る前だからこその粗々しさって感じがして、とにかく2人が大好きになりました。

そして、キラキラした青春シーンだけじゃなく、ちゃんとリアルなとこも描いてるのがこのドラマの良い所な気がします。やりたことなんてない、自分には大した才能もない。それに気づく瞬間。悩みながらも、そんな自分にちゃんと向き合う姿も描かれているから、ただのフィクションではなく、一般人の自分にも響くような、憧れでありながら自分の物語のような、そう感じてしまうドラマになったんじゃないかと思います。

そして素敵すぎるラストは何回見ても心がきゅーっとなります。大好きなあの5人、30代の5人は今どんな風に生きてるんだろう、、



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