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【第7回】2025年大河ドラマ │ 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
こんにちは!
今回は2月16日(日)放送分の
「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」について書いていきます。
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第7回「好機到来『籬(まがき)の花』」感想
今週も吉原のために力を尽くす蔦重を応援したくなる展開でしたね、そんな蔦重の想いを受けて髷をなでなでする次郎兵衛兄さんも癒し担当すぎました(笑)
「女の股で飯食ってる腐れ外道の忘八のたった一つの心意気なんじゃないですか」
親父さんたちに向かってなんてこと言うねんって思いましたが、蔦重の想いや言葉は忘八にも刺さったみたいですね。
そして、今回はなんと言っても花の井がイケメンすぎましたね!「瀬川」の名を継ぐことで吉原をどうにかしようとする決断は男前でもあり、蔦重を想う女心も感じられる表情も素敵で、本当に小芝風花ちゃんの演技があまりに良すぎるのです…!べらぼうを見ている知り合いが、小芝風花ちゃんはセリフが聞き取りやすくて、昔ながらの言い回しがあっても何と言ってるか分かりやすいという話をしていて、第7回を観て確かに!と思いました。
今週も面白くてあっという間の1時間でした。
来週は、鱗形屋の逆襲?!市原隼人(烏山検校)登場?!楽しみです!
今週調べてみたこと
続々と登場した地本問屋について調べてみた
まず、地本問屋とは、地本と呼ばれた大衆本の企画・制作・販売をした問屋。
手がけていたのは、遊廓でのゴシップや粋な遊び方を書いた洒落本(しゃれぼん)、挿絵入りの文芸作品である草双紙(くさぞうし)、浮世絵などでした。
べらぼう第7回に出てきた地本問屋メンバーについて書いていく。
・鱗形屋孫兵衛 (演 : 片岡愛之助)
鱗形屋は江戸でも大手の地本問屋。
孫兵衛は3代目。
黒本・赤本・吉原細見、さらには正月の宝船の版画も手がけた。1775年に恋川春町『金々先生栄花夢』を刊行して黄表紙の出版の先駆けとなり、同年には江戸の黄表紙(大人向けの読み物として評判になった、江戸という空間に依拠した地方文芸であり、江戸の話題や事件を古典のパロディにして提供する内容)30余点のうち10余点、翌年には30余点のうち10余点という具合に黄表紙出版をリードした。
しかし、1775年に大坂の柏原屋の版権であった『早引節用集』を重版して売り出していたのが発覚し処罰を受けた。さらに、旗本某家の用人が遊興のために主家の重宝を質入れしたのを仲介したことが発覚。このような事件がきっかけで鱗形屋は没落し、孫兵衛は寛政年間まで版元を続けた後廃業した。
・鶴屋喜右兵衛(演 : 風間俊介)
もとは京都の書物問屋であった鶴屋喜右衛門が江戸に出店したものであり、この京都の本家は寛永年間から幕末まで続いた。
浄瑠璃本、絵本、合巻などのほか、代表的な浮世絵師の作品を多く出版している。1829年から1842年にかけて柳亭種彦作の『偐紫田舎源氏』を出版、大好評を得たが、天保の改革により弾圧を受け絶版処分となったため、これ以降は衰退に向かった。
・西村屋与八 (演 : 西村まさ彦)
書物問屋・地本草紙問屋。
江戸時代の浮世絵の版元。浮世絵以外には、役者絵や多くの錦絵が確認されている。このころの錦絵には版元印がないものが多くみられるが、その中には西村屋与八版も多く含まれていると推定される。
美人画の判型を中判から大判に方向付けした。鳥居清長の作品を最も多く出版した版元として著名であり、美人画を制していた。
蔦重は喜多川歌麿や東洲斎写楽を推して西村屋に対抗したと言われている。その後、浮世絵風景画の確立などにも貢献している。
・岩戸屋源八(演 : 中井和哉)
江戸時代の地本問屋。
鳥居清満の紅摺絵、勝川春章、礒田湖龍斎、歌川豊春の錦絵を出版している。
・村田屋治郎兵衛(演 : 松田洋治)
江戸時代の地本問屋。
一枚絵以外に草双紙、噺本、滑稽本を多く刊行している。その他、丹絵、漆絵、紅絵、錦絵なども出版している。
・奥村屋源六(演 : 関智一)
江戸時代の浮世絵師、版元。
作画期は享保の前中期で、横判や細判の墨摺筆彩色の絵が10点ほどと紅絵の作が確認されている。奥村屋の2代目で、天明頃まで営業し、紅絵、漆絵、錦絵などを版行している。
・松村屋弥兵衛(演 : 高木渉)
江戸時代の地本問屋。
天明頃で出版活動を停止したと見られる。
紅摺絵の役者絵の他、錦絵、浮絵が多い。一枚絵のほかにも黒本、赤本、黄表紙も多数刊行している。
調べた通りであれば、この後も、蔦重は西村屋さんとライバル関係になりそうですね💦笑
今回は以上です。
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