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ライターの仕事、いつまで続ける?

ここ数年、表題について幾度となく考えています。2018年から本格的にライターの仕事を始めて今年で6年目。希望としては10年間は続けたいけれどライターの仕事特有の課題や壁に突き当たる度に「この先も果たして続けていけるかな?」と感じることがあります。どのような仕事でも「マンネリ感」や「人間観関係の悩み」はあるでしょうが、さらにライターの仕事には次のような課題があると感じています(正直ベース)

1.足踏み感

ライターの仕事には、会社員のような定期的な昇給や明確な昇進はありません。気付くと去年と同じようなことをまたやっているなあと思うこともしばしば。校正者や編集者、ディレクターになるのがキャリアアップかというと、必ずしもそうではないという気が(私も一部はそのような仕事をしていますが)

では専門性を高めるのは?というと、経験を積んでも資格を取っても、ライターの報酬ってそこまでは上がらないんですよね。一定のところまでで足踏み状態。→この点については次でも見解を。

2.報酬の問題

個人的には2018年、2019年頃までは良い条件でお仕事ができていたのですが、コロナ禍でライターが急増したことなどもあり、2020年以降で一気に価格ダンピングが起きた気がしています。全体的な地盤沈下。

幸い私は仕事を選ばせていただいているほうだとは思いますが、かつてのような条件で働くのは難しくなってきたと感じています。たまにすごく単価の高いお仕事のご相談もいただきますが、難易度が高くてリサーチに時間を要したり、レギュレーションが厳しかったりして、時給に換算すると案外そんなに割が良くないことも。

3.眼精疲労・腰痛

大きなモニターを使ったり、こまめに休憩を取ったりするようにはしていますが、ライターの仕事を始めてから視力は落ちました。腰痛や肩こりに悩むことも増えたので、月イチで柔道整復師の資格を持つ整体師さんのところに通っています。腰痛に効く体操を教えてもらったりしていますが、正直目や体がいつまで持つかな?と思うことが年齢とともに増えています。

4.AI 

いまのところ個人的にはAIが登場したことで仕事が減ったという感覚はありません。むしろ補助的に活用して仕事を効率化できていますが、やっぱりこの先の仕事の在り方には影響をしてくるかなと。

5.インボイスへの負担感

消費税よりも、手続き面が煩雑になることに大きな負担感を覚えています。2023年7月時点、私はまだインボイスの登録はしていません。取引先で経過措置を取ってくださっているなどの配慮があり、仕事への影響が出ていないので、問題ない限りはこのままでいきたいなと思っています。

6.人との関わりの少なさ

ライターの仕事は圧倒的に対面でのコミュニケーションの機会が少ないです。この先の人生を考えたときに、人間関係のストレスゼロで楽チンだけどこんな狭い世界だけでいいのかな、もっと人との交流の機会を増やさないといけないのでは?と思うことがあります。この問題が個人的には一番大きいです。

まとめ

挙げたような理由から、10年後には、もしかすると私はライターはやっていない or できなくなっている可能性が否定できません。そんなこともあり、この夏から新たな分野での勉強を始めようかなと思っています。ライターの仕事には直接生かせないかもしれないので二の足を踏んでいたのですが、これからもまだ長く続くであろう人生、自分らしく後悔しないようにとの思いで、世界を広げてみようかと考えています。

コロナには功罪あって、在宅でできる仕事の幅が広がったのはとても良いこと。ライターだけにこだわらず、新しい波にうまく乗りながら楽しくやっていきたいなと考えている今日この頃です。

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