アーティスト#7 中村賢次(日本画家)9月14日
第7回 アーティストファイルのゲストは、日本画家の中村賢次さん。
日展特別会員、崇城大学教授で、作家として活躍するとともに、後進の育成にも力を入れていらっしゃいます。
驚いたのは、日本画をはじめたきっかけ!
高校生のときに日本画の顔料、自然の鉱物を砕いてできている岩絵の具の美しさに心を奪われたからだとか。絵の勉強をはじめたのは、大学進学してからなんだそうです。
中村さんの作品は、熊本県立美術館、熊本市現代美術館、つなぎ美術館、坂本善三美術館、平田機工など、さまざまな場所に収蔵されています。
作家として、精力的に作品をつくり続けるとともに、文化財保護活動にも力を注いでいらっしゃいます。
(今後の展覧会スケジュール)
・熊本県美展(9月10日~16日)
・「今、日本画が熱い」展(9月18日~23日)福岡博多阪急
・日展(11月)東京国立新美術館
・「小さきものの近代」挿絵展(会期未定)島田美術館
そんな中村さんのインタビューは、こちら
中村さんからのメッセージ
|リクエスト曲|
あなた/小坂明子
日本画家になっていなかったら?という質問に「無職」と答えた中村さん。
古くから伝わるものに対して価値を知って守っていくこと、子どもたちが芸術や文化に関わる機会を教育のシステムに取り込むことを期待したいとのこと。描くということは職業ではなく、生き方そのものなんだそうです。
日本画の顔料が地球上に長く存在している自然の物質から出来ていることを中村さんのお話で再認識し、日本画の見え方が変わり、さらに素晴らしいものだと感じることができました。
(事務局 濵島玲恵)
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