一般健康診断と特定健康診査の違いとは
こんにちは!
札場(フダバ)と申します。
本日は、「一般健康診断」と「特定健康診査」の違いについて説明していきます。
皆さんは、違いを説明することができますか?
それぞれには明確な違いあがり、必要に応じた健診を選択することが大切です。
それではどうぞ!!
一般健康診断と特定健康診査の違いとは
健康診断は、厚生労働省の労働安全衛生法で職場や自治体で実施することが定められています。
一般健康診断は、事業者が労働者に対して1年に1回以上実施することが義務付けられています。
特定健康診査はメタボリックシンドロームに注目し、糖尿病など生活習慣病予防のための保健指導(特定保健指導)を必要とする人を抽出するために行われています。そのため、メタボ健診などと呼ぶ人もいます。
以下では、詳しい説明を行っていきます。
また健康診断の種類に関してはこちらの記事で説明しています。
一般健康診断とは
一般健康診断とは、国が事業者に対し、労働者へ年に一度の定期健康診断への受診を義務付けている健康診断です。(労働安全衛生法)健康状態の維持と、早期の病変の発見を目的に行われます。
一般健康診断の種類
職種に関係なく実施する健康診断であり、全ての企業や労働者が対象になります。
健康診断の種類は主に以下の7つが存在します。(定期健康診断がほとんどの割合を占めます)
定期健康診断の際の注意点
企業が従業員各自に健康診断を受診させてその結果を提出させる場合は、検査項目に気をつけましょう。病院が行う健康診断には様々な種類があり、中には定期健診として必要な検査項目が不足しているものもあります。
特に、多くの病院で40歳~74歳の人を対象に実施している「特定健康診査」という健康診断は、一部検査項目が不足しています。「定期健診」と「検査項目」が似ているため、従業員が誤って受診してしまうことが多く、注意が必要となります。
特定健康診査とは
特定健診は、「40歳~74歳の医療保険加入者」を対象にした健康診断で、2008年よりスタートしました。
特定健診が行われるようになった背景には、内臓脂肪に起因するメタボリックシンドロームが生活習慣病の大きな原因になっており、その対策を行えば、医療費の削減にもつながると考えられたことがあります。
協会けんぽや組合健保によって違いもある
協会けんぽに加入している方の家族(被扶養者)は、特定健診をおトクに受けることができます。加入者の健診を「生活習慣病予防健診」、家族(被扶養者)の健診を「特定健康診査(特定健診)」と区別しており、それぞれ検査内容や費用が異なります。
組合健保に関しても、違いがあるかと思いますで、ご自身が加入されている組合健保にて一度確認することも良いかと思います。
検査項目
検査項目に関しては、以下の違いがあります。
一般健診(定期健診)
特定健康診査
費用
費用についての違いも以下にまとめています。
一般健診
定期健診の受診に要する費用は、会社が全額負担しなければなりません。
ただし、従業員各自に受診させてその結果を提出させる方法とした際に、従業員が人間ドックなどの高額の健康診断を受診するケースも想定されます。
この場合、定期健診費用に相当する部分のみを会社が負担し、差額を自己負担としても差し支えありません。
特定健康診査
基本的な、無料で受診可能です。
それぞれの組合等により、違いがある可能もありますので、注意が必要です。
協会けんぽの場合
まとめ
今回は、一般健康診断と特定健康診査の違いについて説明しました。
「一般健診」と「特定健診」は、それぞれ目的の違いや、検査内容に若干の違いがあります。健康診断を受ける際に、違いを理解した上で、適切な内容を受けることは重要です。
健康診断を通じ、自身の健康に向き合い、多くの方が健康診断の必要性を感じて頂ければ幸いです。