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羽田空港地上衝突事故における交信記録を視覚化してみた

2024年1月2日に発生したJAL機と海保機の交信記録が国土交通省から公開されている。
公開記録ではJAL機と海保機がメインに切り出されている。

だがこれだけを見れば、大きな誤解が生じると懸念する。
時系列に沿った交信記録の記載だけを見る時、一般の方々はどのようにイメージするだろうか。
推測になるが、一般の方々は「全ての航空機と管制は同じ交信を聴いている」と想像するだろう。

今回の事故では交信のミス・コミュニケーションがクローズアップされている。だが肝心のその点が曖昧なためにわかりにくく、誤解や疑問を生じさせていると感じる。

そこで交信記録を視覚化して整理してみた。
公開された記録と、Live ATC のアーカイブの時刻には多少のずれがあるが、
国土交通省発表の記録に合わせた。
管制については前記事にまとめてあるので、宜しければご参照ください。

大前提として、ポイントを以下にあげておく。
これらを押さえて交信記録を見て欲しい。

◆航空機はひとつの周波数しか受信していない
◆管制は地上、離着陸、空域管理などいくつもに別れている
◆羽田のような大きな空港では、滑走路管轄の周波数も複数ある
◆#1、#2、・・・は日常的に使われている交信である

国土交通省発表 交信記録を整理してみた

次の記事で、この表に疑問点や注釈を加えたものを投稿する。

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