目標3.すべての人に健康と福祉を[40歳からのSDGs]
続いて、目標3になります。せっかくSDGs検定を受けようとしているので、このまま17までとりあえず勉強の意味も含めてまとめていきます。
ポイント
・2030年までに生児出生10万人当たり70人未満産婦死亡率のターゲットを達成するためには、熟練した分娩医療の改善が必要。
・2030年までに非伝染性疾病による早死を3分の1減らすというターゲットを達成するためには、調理に際するクリーン燃料使用に向けたさらに効率のい技術、たばこのリスクに関する教育が必要。
・幅広い疾病や新旧の多様な健康問題に取り組ために、保険制度のより効率的な財源確保、衛生施設と衛生状態の改善、医療へのアクセス拡大、環境汚染の削減方法に関するより多くのヒントの提供に注力することで、数百万人の命を救うための支援を大幅に前進させることができる。
気になったポイント
・事実と数値の分析に至っては、主に、小児保健、妊産婦保健、HIV/エイズ、マラリアその他疾病に分かれて分析されている。
・コロナウィルスに関する記述がもちろん当時はなかったので、これからどう関連していくか。
・169のターゲットを確認すると、範囲がとても多岐にわたりすぎている。例えば、交通死亡死者数を減らすことや、アルコール、たばこなどの制限、感染症や疾病に対する話などなど、ここだけでも課題の多さが垣間見える。
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以下、国連の声明を記述します。
「目標3.あらゆる年齢すべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」
あらゆる年齢すべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進することは、持続可能な開発に欠かせません。
平均寿命を延ばし、母子の死亡と関連付けられている一般的な死因のいくつかを減らすという点では、長足の進歩が見られています。しかし、2030年までに生児出生10万人当たり70人未満という産婦死亡率のターゲットを達成するためには、熟練した分娩医療の改善が必要となります。
また、2030年までに非伝染性疾病による早死を3分の1減らすというターゲットを達成するためには、調整に関するクリーン燃料使用に向けたさらに効率の高い技術と、たばこのリスクに関する教育も必要になるでしょう。
幅広い疾病を全面的に根絶させ、新旧の多種多様な健康問題に取り組むためには、さらに多くの取り組みが必要とされています。保険制度のより効率的な財源確保、衛生施設と衛生状態の改善、医療へのアクセス拡大、環境汚染の削減方法に関するより多くのヒントの提供に注力することで、数百万人の命を救うための支援を大幅に前進させることができます。
事実と数値
小児保健
・1990年以来、1日当たりの子どもの死者は17,000人減少してはいるものの、毎年500万人を超える子どもが、5歳の誕生日を迎える前に命を落としています。
・2000年以来、はしかの予防接種でほぼ1,560万人の命が救われました。
・世界的な進歩にもかかわらず、サハラ以南アフリカと南アジアが子どもの死者数に占める割合は増大しています。5歳未満で死亡する子どもの5人に4人は、これら2地域で暮らしています。
・貧困な家庭で生まれた子どもが5歳未満で死亡する確率は、比較的裕福な家庭で生まれた子どもの約2倍に上ります。
・小学校しか卒業していない母親を含め、教育を受けた母親の子どもは、まったく教育を受けていない母親の子どもよりも生存する確率が高くなっています。
妊産婦保健
・妊産婦の死者数は2000年以来、37%減少しています。
・東アジア、北アフリカ、南アジアでは、妊産婦の死者数がほぼ3分の2減少しました。
・しかし、開発途上地域の妊産婦死亡率(出生数に対する妊産婦死者数の比率)は、依然として先進地域の14倍に上ります。
・産前ケアを受ける女性の数が増えています。開発途上地域では、産前ケア受診率が1990年の65%から2012年の83%へと上昇しました。
・開発途上地域では、推奨される医療を受けられる女性が全体の半分にすぎません。
・ほとんどの開発途上地域では、十代の出産件数が減少しているものの、改善のペースは鈍ってきています。2000年代には、1990年代に見られたような避妊具使用の急速な拡大が見られていません。
・より多くの女性が徐々に、家族計画の必要性を満たせるようになってきましたが、その需要は急激に拡大しています。
HIV/エイズ、マラリアその他の疾病
・2017年の時点で、全世界のHIV感染者は3,690万人に上ります。
・2017年の時点で、2,170万人が抗レトロウィルス療法を受けています。
・2017年には、新たに180万人がHIVに感染しました。
・2017年には、エイズ関連の疾病で94万人が死亡しています。
・エイズの蔓延が始まって以来、7,730万人がHIVに感染しています。
・エイズの蔓延が始まって以来、エイズ関連の疾病で3,540万人が死亡しています。
・結核は依然として、HIV感染者の最も大きな死因となっており、エイズ関連の死者の3分の1人を占めています。
・全世界で、思春期の女児と若い女性はジェンダーに基づく差別や排除、差別、暴力に直面しているため、HIV感染のリスクが高まっています。
・HIVは全世界の再生産年齢の女性にとって、主な死因となっています。
・エイズはアフリカで、思春期の子ども(10~19歳)の主な死因となっているほか、全世界で見ても、思春期の子どもの2番目に大きな死因となっています。
・2000年から2015年にかけて、サハラ以南アフリカの5歳未満児をはじめとする620人万人以上が、マラリアによる死を免れました。全世界のマラリア罹患率は37%、死亡率は58%、それぞれ低下したと見られています。
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続いて169のターゲットも記載します。
3.1 2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する。
3.2 すべての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。
3.3 2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。
3.4 2030年までに、非感染症疾患による若年死亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。
3.5 薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する。
3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。
3.7 2030年までに、家族計画、情報・教育及び性と生殖に関する健康の国家戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関する保健サービスをすべての人々が利用できるようにする。
3.8 すべての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセル及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。
3.9 2030年までに、有害化学物質、ならびに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。
3.a すべての国々において、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の実施を適宜強化する。
3.b 主に開発途上国に影響を及ぼす感染性及び非感染性疾患のワクチン及び医薬品の研究開発を支援する。また、知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)及び公衆の健康に関するドーハ宣言に従い、安価な必須医薬品及びワクチンへのアクセスを提供する。同宣言は公衆衛生保護及び、特にすべての人々への医療品のアクセス提供にかかわる「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)」の柔軟性に関する規定を最大限に行使する開発途上国の権利を確約したものである。
3.c 開発途上国、特に後開発途上国及び小島嶼開発途上国において保健財政及び保健人材の採用、能力開発・訓練及び定着を大幅に拡大させる。
3.d すべての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康危険因子の早期警告、危険因子緩和及び危険因子管理のための能力を強化する。