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低体温は危ない症状。放っておくと命の危機に!予防法はある?
こんにちは。
12月に入ってから一気に寒くなりましたね (>_<)
朝晩の冷え込みがすごく、休みの日はずっと布団の中にいます(笑)
寒くなると、いつもより体温が低くなってしまう「低体温」に悩む人もいるのではないでしょうか。
冷えは「万病の元」と言われるほど危ない症状です。
冬だからしょうがないと放っていると思わぬ病気を引き起こす恐れがあります💦
本日は低体温の危険性や予防法などについてお話したいと思います。
普段から平熱が低体温っぽいなという人はぜひ参考にしてみてください(‘ω’)
危ない症状!低体温とは?
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まず低体温とは何かについてお話します。
低体温とは、文字通り体温が低い症状のこと。
健康な人の体温が36度~37度なのに対し、低体温の人は35度台までしか上がらず体温調節が上手く機能していない状態にあります。
昔(約60年前)の平均体温は36.8度と高めでしたが現在は36度と約1度も低くなっています。
これは昔に比べ利便性が向上し、日常生活の運動量の減少から熱を生み出すことが少なくなっていることが原因だと言われています。
低体温になると、病名がない些細な不調からガンなどの深刻な病気まで様々な症状を発症しやすくなります。
熱中症ほど周知されていないため原因解明が遅れやすく若い層から高齢者まで無視できない症状となっています💡
低体温症の主な症状
低体温症の主な症状は、体の冷えからくる激しい震えや意識障害などです。
症状が進むと、最悪な場合呼吸や心臓が停止してしまうことも。
このような低体温症が起きていても、当事者である本人が気づいていないケースも少なくなく、低体温症のサインである体の震えを放置しないことが重要となります。
低体温症で体の震えが起きるのは、筋肉が体温を上げようとするためですが、体温を上げるために必要なエネルギーを使い果たしてしまうと低体温症は治っていないのにもかかわらず体の震えは止まってしまいます。
そのため、「震えが止まったかもう大丈夫」だと勘違いして放置してしまうことが多くあります。
しかし、実際は低体温は治っておらず、放置したわずかな時間に死に至るリスクがあるため、体が震えている内に適切な処置をおこなうことがとても重要です。
実は低体温症は熱中症よりも危ない・・?
厚生労働省の2017年のデータによると低体温症による凍死で亡くなった人は1317人、熱中症で亡くなった人は635人と、実は低体温症が原因で亡くなる人の方が多い数字となっています。
凍死と聞くと、雪山で遭難などを想像する方が多いのではないでしょうか。
実は、凍死の多くは家などの屋内で起きているのだとか。
身近に危険が潜んでいると思うとぞっとしますよね。
低体温症での死亡数は65歳以上が全体の80%以上で、年齢を重ねると身体能力の衰えや持病等で低体温症になりやすく、寒さを自覚しにくくなるのが原因の一つとなっています。
低体温になりやすい人の特徴
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低体温になる要因は外気の影響もありますが、1番の原因は不規則な生活にあります。
そのため不規則な生活を送っていると、自律神経が乱れるため血液循環が滞り体温が上がりにくくなってしまうのだそう(・_・;)
以下の項目に当てはまる人は低体温の危険性があるので、ご自身の普段の生活と照らし合わせながらチェックしてみてください。
○締め付けの強い服をよく着る
○肌を露出した服が多い
○冷たい食べ物をよく食べる
○冷たい飲み物をよく飲む
○油っこい食べ物をよく食べる
○睡眠時間が6時間以下
○普段ほとんど運動しない
○湯船に入らずシャワーだけの日が多い
○ストレスを抱えている
いかがでしたか?いくつ当てはまりましたか?
とくに冷たい食べ物・飲み物は内臓を直接冷やしてしまうため低体温の原因になりやすいです。
内臓は体温調整に欠かせない機能なので、夏場でも冷たいものを摂りすぎないよう注意しましょう。
また、締め付けの強い服は血流を悪くし体温上昇の妨げになるので、普段から低体温の人はワンピースのようなゆとりのある服を選ぶことがおすすめです👗✨
低体温を放置していると命が危ない!
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低体温は病気ではありません。
だからといって放置していると、時に命に危険を及ぼすこともある危ない症状なのです。
よって「体温が少し低いだけだから」と軽視している方は、油断禁物。
低体温になると血の巡りが悪くなるため、体中に酸素と栄養が行き届かなくなります。
すると、体内の細胞は栄養不足となり免疫力の低下、意識障害、血管の病気といった入院を伴う病気を引き起こすため注意が必要です。
また、女性の場合は子宮機能にも悪影響を及ぼし、月経不順や無月経といった症状を引き起こすことも。
とくに女性は男性よりも冷えやすい体質の方が多く、生理時期になると更に体温が低くなる傾向があります。
自分が今どのくらいの体温なのか把握するだけでも対策になるので、日頃から基礎体温をつけておくといいでしょう。
基礎体温の測り方にはポイントがあるので、測り方のコツをのせておきますね💡
=基礎体温の測り方=
①朝起きたら体を動かさず寝たままの状態で測る。
あらかじめ枕元に婦人体温計を準備しておく◎
②体温計を舌の裏側の付け根に当てる。
検温中は口を閉じたまま口で呼吸しないようにする。
※ポイントは毎朝同じ時間に測ること。日によって難しいときもあると思うので、測り忘れても気にせず毎日続けることが大切です。
低体温の重症度!重症だと死に至るリスクも
低体温も熱中症と同じく重症度によって症状に違いがあり、重症だと死に至るケースもあるようです。
ちなみに低体温の重症度合いは、体の表面の体温である皮膚温ではなく、脳や内臓などの体の内部の温度である深部体温の温度によって変わります。
一般的には、深部体温が32度~35度を軽度の低体温、28度から32度までが中等度の低体温、そして28度未満を重度の低体温と考えられています。
深部体温が28度未満になると昏睡状態、その後適切な治療をせず放置してしまうと25度で仮死状態になり、20度まで体温が下がると心肺停止に至り師のリスクが高まるので、早めの処置が重要となります。
低体温の予防法
低体温は「冷え」が天敵となるため、何よりも冷やさないことが重要です。
そこでここでは、日常生活の中でできる\低体温の予防法/を紹介します。
ぜひ実践してみてくださいね。
=予防法=
【入浴】40℃の湯船に肩まで10分ほどつかる。体温が約1℃上ります。
【食事】発酵食品や根菜類を摂取。玄米、納豆、煮物など和食がおすすめ。
【室温】室内は温度18℃以上、湿度40%以上を保ちましょう。
【外出時】冷える前にマフラーや手袋を着用。耳当ても活用しましょう。
低体温の予防法としてこちらの本を参考にするのもおすすめです。
『決定版!体温を上げる健康法』
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画像元:コスモトゥーワン
NPO法人日本レホルム連盟体温管理士会が編集、川嶋朗医学博士が監修、安保徹(新潟大学名誉教授)が推薦している本になります。
この本によると体温を1℃上げると基礎代謝は12%アップし免疫力は6倍になるそうです。
やはり低体温をそのままにしていると危ないらしく、この本では「今日からできる体温を上げる10の方法」を紹介しています。
実際に読んだ人の感想をみると、「図やイラストが多く分かりやすい」「理由が説明されていて説得力がある」「低体温の理由や原因がよく理解できた」など好評でした。
低体温の専門家が執筆しているというだけありネット情報よりも詳しく書いてあるので低体温に悩む方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
繰り返しになりますが低体温は危ない症状です。
今はなにかと免疫力が大切になってくるので少しでも早い予防をしておくと安心だと思います。