Lecanemab in Early Alzheimer’s Disease
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2212948?query=featured_home
今日は何読もうかな~と思ってNEJMを開くと一番上に出てきたこれ。うわ、そんな話もあったな~。そういえばどうなったんだろうと中を見てみる。
レカネマブの第3相試験
対象はAlzheimer’s disease (AD)による軽度記憶障害 (Wechsler Memory Scale IVのLogical Memory2で年齢調整後の-1.0SDを下回る)とされた50-90歳で、PETまたは髄液中のアミロイドが陽性だった患者
多施設共同二重盲検ランダム化試験
追跡期間は18か月
ベースラインからのCDR-SB scoreの変化量を評価
レカネマブ群:898人
プラセボ群:897人
18か月後のCDR-SBの変化量は1.21 vs 1.66 (p<0.001)
有害事象はinfusion reactionが最多
といった感じ。結論としては
認知機能の低下は若干抑えられるけど有害事象の報告は増えるよ。もう少し長期の試験も進んでるのでよろしくね。
と書いてありました。
CDR-SBの0.4の差がどれくらいなのかよくわかりませんが朗報は朗報ですね。ベースラインはMMSEでいうとこの25点くらいだそう。
ちなみにプレスリリースが今年の9/18に出ていたらしく、CareNetにまとまっていました。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55150
アメリカでは今年中、日本も来年中くらいの承認を目指しているらしいです。薬価が怖い・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?