最近の記事
Impact of BMI on outcomes in respiratory ECMO: an ELSO registry study
自分でECMOを使うことはないと思うんですが、たまにはこういうのも面白いなあと思ったりします。 呼吸不全によるECMO使用のBMIによる比較です まあ普通に考えてBMIが高すぎても低すぎてもダメ、見たいな結論でしょう 2010/1/1から2020/12/31までに呼吸不全のためにECMOを受けた18歳以上の成人のデータをELSOレジストリに登録しレトロスペクティブに解析 underweight:BMI -18.5 Normal weight:BMI 18.5-25 over
Gender-associated cardiometabolic risk profiles and health behaviors in patients with type 2 diabetes: A cross-sectional analysis of the Joint Asia Diabetes Evaluation (JADE) program
最近忙しくてなかなか時間が取れませんがちょっとずつやっていきます。 今回はこれ アジアでの2型糖尿病患者における男女格差についてです アジアの糖尿病患者を対象とした研究では女性は男性に比較して心血管・腎イベントでの死亡率が2-3倍高い <対象・方法> 2007-2015年の間に中国、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、大弯、タイ、ベトナムの18歳以上のT2DM患者106376を登録 糖尿病以外のデータについても収集 後方視的に解析 <結果
Safety, tolerability and efficacy of up-titration of guideline-directed medical therapies for acute heart failure (STRONG-HF): a multinational, open-label, randomised, trial
いくつか入っている勉強グループ (?)のうちの一つに流れてきたやつ。面白そうだったので読んでみました。https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(22)02076-1/fulltext# 心不全治療薬をどのくらいのスピードで増やすかっていう話。 β-blocker、ACE-I (またはARB, ARNi)、MRAを急性心不全の入院後早期に開始して漸増 多国籍・多施設共同非盲検前向きランダム化
マガジン
記事
Duration of antibiotic treatment for Gram-negative bacteremia – Systematic review and individual participant data (IPD) meta-analysis
青木先生と話してちょっと感染症の勉強頑張ろうと思った矢先にこんなものを見つけた https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(22)00479-5/fulltext 青木先生も最近は抗菌薬を短くしていくトレンドだって言ってた。なんとなく敗血症って言われると2週間使いたくなる気持ちはあり。 システマティックレビュー グラム陰性菌血症に対し、抗菌薬の期間を短期 (<7日)と長期 (>7日)とで
Spontaneous-Breathing Trials with Pressure-Support Ventilation or a T-Piece
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2209041?query=featured_home SBTをPSVでやるかT-ピースでやるかっていう話 PSVはT-ピースに比べて呼吸仕事量が少ないから人工呼吸器外した後の呼吸と違うんじゃね?っていう。 他施設共同非盲検ランダム化試験 PSVはPEEP 0 cmH₂O, PS 8 cmH₂Oらしい。 個人的にはSBTはCPAPでやることが多い気もするけど。 結果的にはPSVとT-ピ