「明日、私は誰かのカノジョ」感想④ 雑記とまとめ。嫌だけど分かるし否定できるほど自分は出来た人間じゃない。
漫画『明日、私は誰かのカノジョ』を11巻まで読んだ感想をだらだら語ってます。①②③からこぼれた雑多な内容やまとめ的なものを書いて一旦終わりにします。
※以降、11巻までのネタバレあります。
ところで留奈が店を辞めた後に連絡してきたお客さんがLINEのアイコンを子供の写真にしてたり、3巻描き下ろしでリナのパパ活相手が『家族が一番大事だからね』と言ってたり、家庭のあるおっさん達が若い女の子を買うのにも、のっぴきならない事情があったりするんだろうか?
作者のをのひなお先生が掘り下げるなら面白くなりそうだけど、まあいくら掘り下げてもキモいものはキモいか……でも一回くらい、今まで散々悪役のように出てきたおっさん客達のうちの一人くらい、共感(同情?)できるキャラが出てきて欲しい気もする。でも女の子にスポットを当てたエンターテイメントだから、おっさん達には悪いけど徹底して悪役でいてくれた方が読みやすいか……。
いやいや、現実には良いおっさんも悪いおっさんも、良い女の子も悪い女の子もいますよもちろん。
菜々美さんの今後も怖いけど気になるし、新エピソードはあとどれくらいあるんだろう?あと、今まで出てきたメインキャラ達についても続編は出るんだろうか?
他にあるとしたら何だろ……フェミニズム賛成、ルッキズム反対の過激派とか……?それで本人が生まれつき美人だったり普通の恋愛がしたかったりすると面白いよね。ああ怖。
というわけで、漫画明日カノを11巻まで読んだ感想でした。ドラマはまだだけど観ます。このためだけにディズニープラスに入って一気見しようと思います。
明日カノは、自分にとっての「こうあるべき」が揺さぶられる話です。感想を書いててはっきりしない言い方ばかりしているのは、「嫌だけど分かるし否定できるほど自分は出来た人間じゃない」と思わされるようなリアルな感情がこれでもかとぶち込まれているからだと思います。
本当に生身の人間を観察している気分。エンターテイメントのための作り話だってことを忘れちゃう。どんだけ取材したらこんなに色んな人の中身をリアルに作れるの……?
これからも地獄のようにリアルなストーリーを、お手柔らかにお願いします。
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