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【活動報告】大学生向けワークショップ 大阪大学 Innovator’s Club

対話型自己分析ワークショップ

先日、大阪大学 Innovator's Clubのi-squad参加者向けに対話型自己理解ワークショップを実施しました。

ワークショップの目的

既に各自プロジェクトを進めている学生たちに、自分自身の価値観を言語化し、深い自己理解を促進することで、事業ビジョンの解像度を上げてもらい、プロジェクトを推進してもらうことを目指しました。

ワークショップの内容

プロジェクト進行において大切なことは?
導入として、簡単にプロジェクト進行において大切なことを解説しました。
プロジェクトを進めているとうまくいく時もあれば、モヤモヤするときも出てきます。そんな時に自分の大切にしたいものや、それに紐づいたビジョンが明確にあると、立ち返ることができます。
だからこそ、改めて自分自身と向き合うことが大切なのだと伝えました。

みんな集中して聞いてくれました

価値観カードゲーム
長々と解説しても仕方ないので、早速価値観カードを使って、自分の中で大切にしたい価値観5つを選んでもらいました。
今回からFLTオリジナルのカードで実施!

色弱の方でも見やすい色など工夫してみました

ルールはいつもと同じです。迷った時には横向きにしてもらい、迷った理由をワークシートにメモしてもらいました。
いつもそうですが、みんな悶え苦しんでました。良い意味で。
やっぱり手元に5枚しか残せないってなると悩むんですよね。
たくさん横向きにする人もいれば、数枚だけ横向きにする人もいれば。
悩むからこそ価値があるので、嬉しい限りです。

楽しく熱中していました

最後に手元に残った5枚に順位をつけてもらい、発表してもらいました。
みんな人の価値観に興味津々。今回はファシリテーションしなくても
たくさん質問も飛び交い、深め合うことができました。
私も混ざってカードゲームしたかったくらいです!

問いとの戯れ
カードゲームで場が温まった後は、ちょっと真面目に問いと向き合ってもらいました。
未来のことや過去のこと、自分のことや社会のこと、ポジティブなことやネガティブなことなど計10問の問いに回答。
中には「明日の朝には全てが叶っています。理想の状態を教えてください。」や「今はあって1年後には失くしていたい習慣や時間の使い方を教えてください。」など回答するのが難しめな問いもありましたが、みんな真剣に向き合っていました。本当にじっくり考えていてすごい集中力だなと勝手に感心していました。
回答した問いからキーワードになりそうなものを付箋にピックアップ。

みんな大量にピックアップしていました

それらを自分なりにラベリングしてもらい、自分の言葉で価値観キーワードを作成してもらいました。

価値観キーワードもオリジナリティがあって良かったです

My Value is ・・・
カードゲーム、問いとの戯れ、さらにワークショップ前に回答してもらった価値観サーベイの結果を見比べて、一番自分が納得いく価値観5つを順位づけしてもらい、それぞれの価値観の割合も決めてもらいました。
最後に最終結果を発表もしてもらいました。
最初からガラッと変わる人もいれば、変わらない人もいれば。
みんな納得いった感じで熱弁していましたね。なんとも良い時間。

立ち上がって発表を聞いていました

参加者からの声

参加者からは以下のような嬉しい声をいただきました。
・「自分の価値観について、言語化するシーンが普段はあまりなかったので言葉として理解できてよかった。」
・「自分の大切にしてる価値観を捨てる時に捨てる理由を考えることで、新たな気づきがありました。」

先生からの声

ある学生が価値観カードゲームで「承認」というキーワードを最後まで手元に残しており、発表の場で「自分は承認が大切です。」と言葉にしていました。「承認」って中々おおっぴらには大切にしていますと言えないと思います。むしろ隠したくなるでしょう。だからこそ、その言葉を聞いた時に驚きと共に感動を覚えました。普段あまりそのように見えない学生が、自分自身と真摯に向き合い、自分を肯定する。素敵な瞬間に出会えましたね。

おわりに

本当に一人一人が真剣に自分と向き合ってくれて、すごく嬉しかったというのが素直な感想です。
自分と向き合うって結構体力もいるし、言語化するって難しいんですよね。
それでもじっくり向き合ってくれました。さらに発表では恥じらうこなく自分のことを丁寧に説明していました。今回改めてやってみて、このワークって自然と自己開示もできるんだなと思いました。それも嬉しい気づきでしたね。
また、先生からの声にもありますが、自分で自分を認めるってすごく勇気のいることだけど、大切なことだし、第一歩だなと改めて思いました。
大人になるにつれ自分自身を素直に受け入れるのが難しかったりしますもんね。私も含め、できていない人多い気がします。でも今回改めて勇気をもらったので、私もより自分と向き合っていこうと思います。
FLT 榎本光臣

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