雨の中のウォーキングと久しぶりのシュークリームの日の日記
5:00頃目が覚めて、少し早めに起きようかなあと思っていたのもつかの間、すぐにまどろんでいたようで、結局いつもの6:10のアラームで目を覚ます。SEIKOの電波時計のアラームは、スマホのバイブと比べるとうるさいので、そのうるさい音をまた聞きたくないためにスヌーズボタンは押さず、アラームボタンをオフにする。
布団にくるまったまま体温を計る。起き上がってスリッパをはく。部屋を出てすぐ右のトイレに入る。トイレを出たあとリビングのエアコンをつける。リビングには予約炊飯で炊いた玄米の匂いが充満している。空気清浄機を「おやすみ」から「自動」に変える。体重を計る。このところずっと一定だ。部屋に靴下を取りに行く。リビングのソファで冷え取り靴下4枚を、左右それぞれ順に履く。テレビをつけ、6:25からのEテレ「みんなの体操」を一緒に行う。10日間くらいやっているが、これをやることで身体が起きて血のめぐりがよくなる気がする。
キッチンで朝食の準備をする。納豆パックを出し、かき混ぜる。ナットウキナーゼはよくかき混ぜて常温で30分くらい置いておいた方が活性化すると何かで読んだのだけれど、かき混ぜながら、これを毎日やるのはめんどくさいから、かき混ぜるのはこれまで通り食べる直前でいいやと思う。
ぬか床から昨晩つけておいた野菜を取り出して切る。きゅうり、かぶ、にんじん、ミニトマト。4人分くらいあるが、私以外は食べないので、3食分にわけて冷蔵庫に入れておき、それを朝昼晩と食べる。
ぬか床といっても、「冷蔵庫で育てる熟成ぬか床」という1,000円で買ったもので、ぬか床は過去に何度も挫折した経験があるし、いつまで続くかわからないので、お試し気分で1日おきくらいに漬けている。
だしをとっておいた鍋をわかして、まいたけ、長ねぎ、豆腐を入れて煮立たせたあと、みそをとき入れてまた少しあたためる。ふえるわかめをお椀に入れてみそ汁を注ぐ。キウイを洗って半分に切る。ヨーグルトを添える。玄米を茶碗によそう。だいたい110g~120gの間。のりも冷蔵庫から出す。
これで朝食。ミニトマトをぬか漬けにしたのは初めてだったが、少し硬かった皮がやわらかくなり、甘みが増す感じでおいしい。これは「あり」だ。
朝食のあと、顔を洗い歯を磨いて着替える。TSUTAYAで借りていたDVDの期限が昨日までだったのを忘れていて、朝10時までにポストに入れれば延滞料はかからない。玄関を出るとぽつぽつと雨が降っていた。原付で真っ直ぐTSUTAYAに行って、返却ポストにポトンと返して、真っ直ぐ帰ってくる。
手洗いうがいの後、お湯をわかしてポットにプーアル茶を作る。その後またお湯をわかして、コーヒー豆を挽いて、コーヒーを落とす。今日の豆はモカのストレート。挽いたコーヒー粉にお湯を少し注いで蒸らしている間の、もこもこと粉が膨らむところが一番萌えるところだ。
コーヒーを持って部屋に戻り、午前に開催の哲学対話の準備。12月は1回休止したので、2か月ぶりだ。最近メインPCの調子が良くないので、念のためサブのmacbookも用意しておく。
今日はちょっとだけ実験で、ウィッグをかぶって参加した。参加者の方が気づいたかどうかわからない。髪の毛はまだ残っているが、来月はおそらく完全に脱毛しているだろうから、そのための練習だ。思ったよりウィッグのしめつけも気にならず、途中からウィッグをしている感覚を忘れるくらいだった。
哲学対話の内容についてはまた投稿を改めて。
終了後、簡単なふりかえりと、次回のテーマをTさんと相談してZoomを終え、急いでお昼。朝のみそ汁とぬか漬けの残りと、玄米の上に明太子を乗せて簡単に済ませる。
ポットのプーアル茶をマグカップに注ぎ、みかんをひとつ持ってまた部屋に戻る。13時からは浦河べてるの家主催「いま改めて振り返る、当事者研究の理念vol1」のウェビナーを視聴。べてるの家のみなさんに加え、私がファシリテーションや理念経営を学んだ清水義晴さんや弁護士の森田さんがゲスト。興味深いお話だったが、PCの前でじっと話を聞いているだけというのはなんかもったいないなと思い、スマホでウェビナーにアクセスしなおし、イヤホンで聴きながらウォーキングに出かけた。
朝降り始めた雨は本降りになっていて、傘を差しながらいつもの川沿いの散歩コースを歩く。驚いたことに、誰一人歩いていなかった。土曜の14時なんて、天気の日だったら一番人が多い時間帯なのに。いつもたくさん泳いでいる鴨たちも今日は見当たらない。その鴨のいない川面には雨の波紋が模様のように広がっている。人がいないのも、これはこれでいいなあと思いながら歩いていると、途中一人だけ男性とすれ違った。
その間も聞こえ続けているウェビナーの内容は、過去に聴いたり読んだりした内容も多かったけれど、聴いている自分の状況や状態が違うので、いろいろな言葉の沁み込み具合がすごかった。言葉が浸透するには、言葉の持っている力ももちろんだけど、受ける側の状態も大事なんだなあと思った。
折り返し地点の橋では、おじさんたちが橋の下に座っておしゃべりをしていて、そこだけはいつもの風景っぽかった。帰りに薬局によって買い物をして帰宅すると、ちょうどウェビナーが終わり、そしてちょうどNHKで大相撲中継が始まった。
十両の取り組みを見ながら、ソファーにゴロンとし『WHOLE がんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学』という栄養学の本を読む。がん予防に限らず、健康維持のために一番重要なのは食事だ。だが、あまりにも多くの情報があって、なかには逆のことを言っている人もいるので、情報に振り回されないよう(すでに振り回されてはいるが)、しっかり栄養のことを学んで、納得のいく食事をしていきたいと思っている。治療もそうだ。「納得」というのが、大事だ。
途中、夜ご飯に食べるものを確認しようと冷蔵庫を開けにいくと、いつの間にかビアードパパのシュークリームが5つ入った箱が冷蔵庫の一番上に入っていた。おそらく旦那さんが買ってきたのだろう。
入院する前からもう1か月以上甘い物は食べていない。砂糖はがん細胞の大好物だから、砂糖がたくさん入っているものは控えているのだ。せっかくここまで食べていないんだから、見なかったことにしようと思ったが、「たまにはいいんじゃない?」という悪魔の声が勝り、シュークリームを1個もらって食べた。
読んでいる栄養学の本で食べてはいけないと言われているものを食べるという矛盾に自分で苦笑しながら、今度は幕内の取り組みを見る。千秋楽を明日に控え、地元出身の大栄翔と大関正代が二敗で優勝争いをしている。今日、明日は絶対に見逃せない。
そんな大事な今日、大栄翔はみごと勝利を決めた。もう毎日ハラハラして、テレビの前で大騒ぎだ。そしてなんと今日、正代が負けるという結果に。最後の最後まで結果はわからないけれど、明日大栄翔が勝てば文句なしの優勝。負けたとしても優勝決定戦、もしくは正代も負ければそのまま大栄翔の優勝となる。
コロナが無ければ、おそらくどこか市の施設やお店でパブリックビューイングが行われていただろう。だが、優勝がかかった力士の地元とは思えないくらい町は静かだ。それでも、大栄翔が明日勝てば、埼玉県出身力士初の優勝となる。それはずっと応援してきた身としては、とてもうれしいことだ。
大相撲中継のあと、お腹は空いていなかったが夕食の準備。塩サバを焼いて、みそ汁の残りとぬか漬けと玄米で簡単に。
夕食のあと30分くらいゆっくりしてからリハビリ体操をし、その後お風呂をためる。Audibleの『ザリガニの鳴くところ』の続きを聴きながら、よもぎパックを絞ってフランキンセンスを少し垂らしたお風呂で、合計20分くらいあたたまる。
お風呂から出たあとは、パジャマの上にダウンやフリースを重ね着して、ベッドに入り10分程保温する。そのあと、とにかく喉が渇いてしかたがなかった。久しぶりにシュークリームを食べたからか、塩分の多い食事だったからか。
明後日また入院するのに、まだなんの準備もできていないので少しあせっている。明日はゆっくり入院準備をして、大栄翔関の優勝を祈願しながら、大相撲千秋楽の中継を満喫しよう。