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ただの日記 in Germany week 8
日本語と英語とドイツ語と
最近、ドイツ語の簡単な単語が使えるようになってきて、3ヶ国語をミックスしてコミュニケーションをとっている。
日本語だったらさらっと一回で伝わる言葉も、ロングヘアの男の子には伝わらない時がある。逆に、私も、難しいことの説明の英語とか、頭がボケてる時は何も入ってこない。彼がドイツ語で誰かと話している時は、その中から知ってる単語を拾って、和の中に入ろうとなんとか理解しようとする。コミュニケーションは一回で上手くいかない時が多い、そんな日々。
それで、この間、こんなことがあった。
彼は椅子から私のシャツをどかそうとしていた。
私は、床に置いて欲しくなかったから、
「床に置かないで」って言った。
彼は聞き取れなかったみたいだから、少しゆっくり言ってみた。
「ゆかにおかないで」
今度は、もっとゆっくり、大きな声で言ってみた。
「ゆ・か・に・お・か・な・い・で」
そしたら、彼はそれをリピートした。
「ゆ・か・に・お・か・な・い・で」
そして、私のシャツを床に置いた。
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そんな日々。
彼ら2人の世界
朝起きて、「今日はガーデンに行かないと!」って思い立って、ガーデンに向かった。
前の茶色のガーデンは、緑になっていて、もっとカラフルにもなっていた。
太陽の光も気持ちよくて、音楽を聴きながら散策してた。
高齢の方が多い中、20代後半から30代くらいの男女が現れた。
彼らは、何も気にせずに、まるでいつものルーティンのように、ベンチに腰掛けた。
どうやらランチを持ってきていて、食べ始めた。
注目すべきは、彼らのベンチの座り方。
背もたれのないベンチを跨いで座って、顔を向き合いながら昼食をとっている。
そんな使い方考えたことがなかった!
春になって色づいてる木々や、花々がある中、そんなのも気にしないでただただ話してた。
周りなんか見えてなくて、「彼ら2人の世界」この言葉がぴったりだった。
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犬を連れたおばあちゃん
ある晴れた週末、いつものガーデンに行くことにした。
チョコパイを作っていたから、紅茶を水筒に入れて、小さいカゴバックに詰めて出かけた。
ガーデンの花は満開で、花を見にくる人もいっぱいいた。
早速休憩することにして、小さな桜が見えるベンチに腰掛けた。
なぜかわからないけど、祖父母の世代の話とか、戦後と人々とか、まだ深く話したことがない話をした。
話に夢中になってたら、犬を連れたおばあちゃんが話かけてきた。
「あなたたちの写真撮りたいんだけど、普通はダメよね。」(ロングヘアの男の子訳)
彼は勝手に「構わないよ。」って言って、撮ってもらうことになった。笑
そしてそのおばあちゃんが「こういう風に撮れたの。素敵ね。」って見せてくれた。
彼女の足元で犬は骨に夢中になってた。笑
(その時、”schön”(美しい、素敵な)って聞き取れた。だんだん聞き取れるようになってきた。)
私は、「撮ってもらったから撮ってあげようよ」って彼に提案して、伝えてもらった。
そしたら、「恥ずかしいから、いいの」って去ってっちゃった。笑
彼女が去ってから今起きた出来事を整理したら不思議な気持ちになった。
私たちがあのおばあちゃんのカメラロールの中にいる⁈って。笑
でも、同時に嬉しい体験だった。
それにしてもなかなかないことだったな〜
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