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石ころの見分け方④

前回からの続きです。

③変成岩
いったんできた岩石が、熱や圧力(変成作用)を受けて生まれ変わった岩石。化石は入っていないことが多い。変成岩の原岩は堆積岩、火成岩など種類は問わず、変成岩がさらに変成作用を受ける場合もある。変成作用の違いにより、以下の2つに分けられる。

③-1
接触変成岩
岩石の中に高温のマグマが入り込み、周囲の岩石が熱に接して変化した岩石。原石より粒が大きくなったり、硬くなったりすることが多い。
マグマの熱で、周りの岩石や地層が変化して出来る。
地下の比較的浅い部分で起こる現象のことを指す場合が多く、圧力が低く温度の高い条件下で安定な鉱物が形成される。
③-2
広域変成岩
プレートが押し合う地下深くで、造山運動などによる高い圧力と温度により岩石や地層が変化してできる。。平たい形の粒が増え、雲母などがきらきら光る、面に沿って割れやすい、縞模様が発達するなど、鉱物が特定方向に並んで成長し、岩石に方向性のある構造が見られることが普通である。

③-1-A
ホルンフェルス
黒っぽく、硬い。泥岩が元になっている場合(泥質ホルンフェルス)は、白い粒(菫青石や紅柱石)を含むことが多い。砂岩が元になっている場合(砂質ホルンフェルス)は、黒く細かい粒(黒雲母)がきらきらと光って見える。
③-1-B
大理石
石灰岩が熱で再結晶し、粒が大きくなった岩石。結晶質石灰岩ともいう。白く、きらきらしている。10円玉で傷がつく。
③-2-A
片麻岩
砂岩や泥岩などが高い圧力と温度を受けてできる岩石。白と黒の縞模様がよく見られる。白い粒:石英、長石 黒い粒:主に黒雲母
③-2-B
結晶片岩
いろいろな岩石が高い圧力を受けてできる岩石。きらきら光る粒(雲母、緑泥岩など)が全体に見られる。薄くはがれる性質をもち、平らな面が現れやすい。薄い層が重なった縞模様が見られることも多い。色は原岩のしゅるいによりさまざま。

石ころの見わけ方① https://note.com/flowercafe_47/n/nb70a8c9c2df0
石ころの見分け方② https://note.com/flowercafe_47/n/n85026e15ce4e
石ころの見分け方③ https://note.com/flowercafe_47/n/n26dc28a81412

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