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店長がバカすぎて

みなさん、もう読みましたか?
『店長がバカすぎて』『新!店長がバカすぎて』

話題も話題になっていたと思うのですが
話題と言ってもSNSやニュースで情報を仕入れないので
いつも書店の売り場で人気かどうかを判断しています。

どこの本屋さんに行っても売り出されているので
何となく、これは読んだ方が良さそうだなと思い購入。
やっぱり話題なだけあるけど、本当に面白かったのでご紹介📕
まだ読んでない方はぜひ読んでほしい!

あらすじとか書くのは面倒だし(笑)
私の感想をしばしば✏︎

主人公:谷原京子さん。
私この方と絶対気が合うなと思いました。
なんか常にイライラしている感じ、すごくわかりますって感じです笑
その原因のほとんどが「店長」なんですけど
私自身、仕事できない上司に実際イライラしてました。

この話の面白いと感じる1番は
ストーリーが人間味あるところだと思います。
本にも書いているのですが
キラキラではなく、鈍臭い感じが
私たちと同じだなというか
実際働いて生きるのってすごく大変なわけで
1人暮らしだと尚更寂しく感じる時もあるし、
逆にサイコーって思う時もあるし、
人間の感情をありありと感じることのできる話でした。

面白い!共感!!なストーリーなんですけど
私が涙しそうになったところがあって

(次期社長がアルバイトの女の子に「書店の危機感をわかっていないのか」などと叱っている(指導として)ところを谷原さんがその社長に言い返す場面で)

危機感がないのかって、そんなのあるに決まってるじゃないですか。誰一人として現状に満足なんかしてないですよ。おもしろい本をおもしろいと伝えることもできなくて、届けるべき本がちゃんとお客様のもとに届いていないことのジレンマを常に感じていて、いっそ売ろうなんてせずにただ並べとけばいいじゃんっていう悪魔の声が気を許したら聞こえてきて、それでもなんとかいい本と巡り会って、お客様に喜んでいただきたいと思うから、私たちはみんなこんなに給料が低くても歯を食いしばって頑張っているんじゃないですか。そんな現状に誰が満足してると思うんですか? っていうか、だったら上の人たちが私たちに提案してくださいよ。こういう売り方ができるんじゃないかって、トップダウンのズレまくった命令じゃなくて、責任もって私たちに教えにきてくださいよ」

「新!店長がバカすぎて」118ページより

ここまで言えるのって、一生懸命に仕事をしている証拠だと思うんです。
自分の中でいろいろ考えて、ああしたい。こうしたい。でもなかなかすぐに実現できないし、その前に目の前の仕事を片付けなきゃいけないし
谷原さんは(私の中では)後輩たちとも向き合って仕事をしている
だからそれぞれの思っていることとかをわかっているから
次期社長にもこれだけ言えるんだろうなと。
あと、私もずっと思っていることだけど
トップの人間てなんであんなに偉そうなの?
偉そうに文句言うことがトップの仕事なら、間違いなくその人はトップじゃないでしょ。
仕事なら上司なり、部長なり、社長など
人間なら歳をとっている方たち
子どもから見たら大人たち
もちろん、そんな人たちばかりではないこともわかっているけど
上に行けば行くほど、偉そうにふんぞりかえっている方たちを
私は全くもって尊敬しないし、すごいとも思わない。
私自身が大人という立場になってしまったからこそ、子ども達の目から見たときに
「しょうもない大人」と思われないように
生きていきたいと思うのが私の1つの目標。
(私が子供の頃に大人をそういう目で見てたから)

話がちょっとズレましたが
「頑張れ!」と応援したくなるところや何よりも「面白い!!」ところがたくさんの本なので
是非是非、読んでみてください!

原作を読んで初めて
「実写化したものも見てみたいな〜」と思えるほどでした。

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