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石村嘉成さん父子の講演に共感

2023年7月16日 新聞掲載記事
 先日、新居浜の画家石村嘉成さんと父和徳さんの講演会に行く機会があった。著者「自閉症の画家が世界に羽ばたくまで」も読んでいたので興味深く、育児経験者であれば共感することも多かった。

嘉成さんは生き物が大好きで、動物と心を通わせ会話ができるという。観察力はすばらしく、絵は動物が今にも動き出しそうな生命力にあふれている。

嘉成さんが「動物の親子の情愛」を伝えることができるのは、両親の愛情を受けてきたからだと感じた。愛情には厳しさも含まれる。自分で何でもやらせて社会のルールを身に付けるよう育てておられた。

これは特別ではなく、どの子供にも必要なことだと思った。和徳さんは「障がいイコール個性」「発達障がいではなく、特性発達と呼ぶのはどうか」と提案されていた。私も賛成だ。絵に魂を吹き込める嘉成さんの才能は、唯一無二。

和徳さんが言う、他人とのさまざまな違いを認め合える社会になることを、私も心から願っている。



2023年 
南海放送開局70年記念 愛媛県美術館にて石村嘉成展「いきものだいすき」企画展開催

2024年 
石村嘉成の物語  映画「青いライオン」上映予定


作品は僕のことば


私は生きものが大好きです。「一生懸命生きる」その姿に心を打たれます。厳しい環境で力強く生き抜く命。親子の情愛。そして巣立っていく子どもたち。彼らの姿を、そして心を、語りたいのです。

石村義成展より引用



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