かけがえのない命大切に
長崎県壱岐市で、行方不明になっていた椎名隼都君(17)が原島の海岸で発見された問題。何とも心が辛くなり、悲しくなる。
里親制度はわかるが、「里親ビジネス」なるものがあるのか。ビジネスという点で疑問をもつ。離島留学制度で来島し、里親宅には7名の留学生がいた様子。思春期には、自分の生き方など不安やさまざまな悩みがある。
隼都君は普段ニコニコして優しい子だったという。気の弱い自分を変えたいという思いで留学していたようだ。未来ある若者が亡くなることに胸を締め付けられる思いだ。
生活を共にした留学生からは、里親からの携帯電話の取り上げや暴力があったとの証言が出ている。壱岐市教育長は「虐待を受けていて3年も居るはずがない」というが、違和感がある。
里親制度を今一度、見直す必要があるのではないか。留学生の受け入れ環境はどうだったのだろうか。
隼都君の死が無駄にならないように、今後の対策と原因究明をしていただきたい。このような悲しい事件は二度とあってはならない。
2023.3.30 新聞投稿