No.17 冬のポトフ
冬が近づくと食べたくなる料理がある。私の場合はポトフ。たくさんの野菜とソーセージを何時間も煮込んで味を染み込ませたポトフが好き。
私が作るポトフはちょっと豪快で、ほとんど一人で食べるのにキャベツは1玉全部使う。鍋に収まらないんじゃないかってくらい大きなキャベツを選んでそれを煮る。隙間には大きめに切った人参も入れる。煮崩しやすいじゃがいもは次に。玉ねぎはすぐに火が通るから最後に。ソーセージはそんなに数は求めていないけど、妹が好きだったから少しだけ。
ポトフの作り方。正直作り方を聞かれたところで、これに関しては自分の好きな具材を入れて煮るだけとしか言いようがない。好きなだけ好きなものを入れて、水の分量に合わせた固形コンソメを鍋へ。基本はこれだけ。後はお好みの時間で煮る。私はクタクタになった野菜が食べたいから、朝から仕込んで夜まで弱火で加熱。多分そこまでして食べたい人はあんまりいないんじゃないかな。私が食べたいから作るだけで。
そうして出来上がるポトフはすごく良い色をしている。写真は3年前の1月に作ったポトフ。これを越える写真を未だ撮れたことがない。どうやって撮ったのかも覚えていない。ただ、これを見る度に作りたくなるくらいには私はポトフが好きなのだと。何だかんだで毎年作っている。私の為に。