22 経理を丁寧に説明してもらってイメージ生まれ変わりました
はじめに(チームより)
フローレンスは、親子を取り巻く社会課題の解決を目指しているNPOで、現在、約700名が所属しています。多様なメンバーの「働く」を支えているのがバックオフィス業務を主に担っている通称「働き方革命事業部」です。
人事、経理、採用育成、法務、業務支援、障害者雇用推進、といった色とりどりのチームで構成されています。
バックオフィスの仕事現場やその思いを、個性的なメンバーがリレー形式で紡ぐ言葉から感じ取っていただければうれしいです。
ごあいさつ
こんにちは!
認定NPO法人フローレンス働き方革命事業部オペレーションズの天野です。
前回は、
謎に包まれたバックオフィスの事を知ろう!というテーマで、
人事のYさんにお話を聞きました。
今回は、
人事チームと同じくらい、
実際何をしているのかよく分からない(と私が感じていた)、
経理チームの方にお話を聞いてみました。
経理手続きが苦手な私にも丁寧に教えてくださり、
これまでの社会人経験の中でイメージしていた経理が新しいものに生まれ変わりました。
私と同じように経理手続きが苦手な人、
経理の人から連絡が来るとドキッとしてしまう人、
そんな方々に特に読んでいただきたいです。
高橋さんストーリー
🧑ということで、
フローレンス経理財務チームの高橋さん、よろしくお願いします!
👩よろしくおねがいします。
🧑まず、どんな流れでフローレンスにやってきて、
そしていま何をされているのか、を教えてください。
👩新卒で金融系のシステムベンダーに就職してSEとして働いていました。
すっごい男社会で、女のキャリアなんてねえよ、みたいな世界観だったの。
※システムベンダー
企業や行政の情報システムの構築・運用などの業務を一括して請け負う事業者
就職してすぐ結婚したんですけど、
『仕事頑張りたくないってことね』と受け止められるような感じでした。
ここでは頑張れないな、というのもあって、
子どもができたタイミングで退職しました。
で、再就職するんですけど、
子どもがいながら再就職するのはすごい難しかったり、
女性のキャリアって何でこんなに難しいんだろう!という憤りをおぼえました。
その時に、フローレンスの”親子のあたりまえを作っていく”
というビジョンにすごく賛同して、システム職で入社しました。
最初は会計システムのリプレイスを担当して、
そこから経理を担当することになり、今は経理財務チームのマネージャーをやっています。
経理財務とは
🧑ありがとうございます。
経理財務チームはどんなことをしているんですか。
👩経理のお仕事って何をやっているかというと、
会社の取引を記録する
という事がすごく大事な事になります。
契約だったり、お金の出し入れだったりを、
簿記というルールの中で記録をつけていくというのがお仕事なんです。
で、その先に2つの大切な目的があって、
まずは経営管理や業績管理といった社内的な目的。
もうひとつはステークホルダーに対して業績を開示するという社外的な目的。
予算に対して業績はどうだったかという経営や業績を管理する財務業務と、
私たちの取引内容を決算書という形で開示する経理業務、
その両方を経理財務チームとしてやっています。
🧑今までそうやって経理を考えたことはありませんでした!
私たちの日々の経理手続きも、取引の記録の中の一部なんですね。
👩そういうことになります。
チームのすごいところ
🧑そんな大切な業務をされている経理財務チームのすごいところを教えてください。
👩そうですねー、
私たちはNPO法人であり、保育園の運営もしていて、
他の株式会社とかよりも、監査で見られることが多いんです。
そこで、監査で外から見られた時に、
誰からどう見られてもキチンと説明できる形で記録を残していく、
というのが私たちの大事なお仕事になります。
NPO法、保育園運営、助成金、いろんな視点を整理しながら、
事業をどう実現していけるか考えています。
フローレンスの場合は、
毎年毎年まったく違うビジネスモデルの事業が立ち上がったりするから、
イチから制度の事だったり、税金の事だったりを勉強して、
取引内容を事業部にヒアリングして、整理していっています。
という事をずっとやり続けているところがすごいチームだなと思います。
🧑特に最近は多様な新規事業が立ち上がってますもんね!
大切にしていること
🧑経理財務チームで大切にしていることはありますか。
👩私たちは5つの方針を決めていて、
A
変化に対応するための資金管理や経営管理の知識をもち、
変化に対応するための実務上の仕組みをつくります。
B
財務情報の正確さ・迅速さ・付加価値の提供、
それを支える効率化の仕組みをつくります。
C
財務知識をベースに啓蒙・フォローをおこない、全社の財務情報把握に貢献します。
内部統制の知識(監査観点)をベースにした啓蒙・フォローをおこないます。
D
経理処理のわかりやすさ・かんたんさの追求をします。
E
財務情報管理者としての事業推進とのバランスをとれたリスクヘッジの門番となります。
内部統制管理者としての事業推進とのバランスをとれたリスクヘッジの門番となります。
という方針を掲げています。
経理の仕事って、
毎月毎月同じことをちゃんとキッチリやる、
というのがすごい大切な職域の仕事だと思うんですけど、
フローレンスの経理財務は、すーぐに新しいことが起こるので、
飽きっぽい私とかには合ってるのかなって。
チームのみんなとも『また新しいことだー』と言いながら乗り越えております。
🧑大変そうだけどいつも楽しそうですもんね経理財務チーム。
伝えたい事
🧑そんな経理財務チームから、働いてる人たちに伝えたい事はありますか?
👩そうですね、
経費精算がキライとか、事務処理が苦手とか、
そのイメージで経理が苦手だなって思っちゃう人っていると思うんです。
私たちの仕事はさっきも言った通り、
会社で起きてることを記録すること、なんです。
それって、皆さんの活動の一部なんです。
事業活動の外に分離されて経理処理があるんではなくって、
事業を運営していく中の一部に経理処理がある、
そういう気持ちで皆さんの活動を見ています。
皆さんと一緒に、
事業活動をどう記録していくのか、というのを一緒に考えていきたいです。
🧑今日は経理財務について、
そしてNPOならではの大変さについても勉強になりました。
ありがとうございます!
👩はーい。