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勉強する意味ってなんですか?


「二月の勝者」、ついこないだ最終回を迎えた。

中学受験は父親の経済力と母親の狂気、振り切ったキャッチコピーが気持ちの良いものですね。
中学受験はしてないけど、これは高校受験、大学受験にも通ずると思う。

今の時代、普通の公立小・中学校の教育で難関中学・高校受験を突破するのは非常に難しい。
受験は基礎学力×テクニック×情報戦、後の2つは学校に比べて塾が圧倒的に勝っているからだ。
その点で、一部の例外を除いて、塾代のために父親の経済力を必要とする。

受験時の子供には家庭環境が大きく影響する。
母親は子供が最大限勉強に集中できる環境を作る努力をする。
純粋に応援する気持ちがある反面、卑しくも良い学校に合格した子供はステータスになると思う気持ちがどこかにあるのでは。
これが母親の狂気と言われる所以か。

まあ親子共々win-winの関係ということで、嫌いじゃないけどね!

それはさておき、黒木先生はカリスマ性が半端ない。
塾の経営者としてのビジネス面を追求する一方、その心の底には良心がある。
だからこそ誤解されやすいが、最後は先生・子供共々から信頼を得た。

受験生からの視点、受験生を抱える教師からの視点。
どちらも経験しているからこそ、自分はこのドラマを人の2倍楽しめた。

なんでこんなもの覚えなきゃあかんねん、こんなんやっても意味ないやん。
勉強はいつでも身につけるまでその有用性が分からない。
だからこそ勉強する気はなかなか起こらない。

「どうして勉強しなきゃいけないの?」の質問に対して、将来に役立つから、とか曖昧な返事しか出来ない。

難しいよね~この問題。

ただひとつ言えるのは、勉強は情報を入手し活用して人生の選択肢を広げることが出来るということ。

存在を知らない職業にはつけないし、存在を知らない国には行けない。

細菌を知らなければ手を洗うことはしなくなるだろうし、歴史を知らなければ戦争をいとも簡単に起こしうるだろう。

知らない恐怖を感じることが勉強への第1歩になるのではないか、そう思う次第である。


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