フリーランス至上主義?/#フリーランスマフィアの頭の中
フリーランスが時代とともに増えてきて、SNSやネット上でフリーランス至上主義みたいなのを目にする。
「フリーランスは時間も自由でお金も稼げてサイコー!」
「サラリーマンなんか社畜だ!自由になろう」
みたいなやつ。
確かに、自由だしサラリーマンよりも稼げることはあるけど、それはある一定のレベルを超えた人の話で、多くのフリーランスは時間もお金にも困っている。プライドがあって困ってても言えないから、逆に虚勢を張る。
フリーランス向けのサービスも「複業だから安い!」「プロに任せてこの金額!」など安さを売りに歌っている。紹介業者も結構な利幅を乗せるから手取りと売値の差が激しい。この流れに乗ると時間もお金も詐取されてしまいかねない。フリーランスを集めるために、企業が「フリーランスになろう!」と煽っている節もある。
フリーランスは一つの「生き方・働き方」であって、それが一番かどうかは人による。
ちなみに、フリーランスを増やそうとしてるのは企業や行政の思惑も多々ある。生産人口の減少、雇用リスクの増大、経済の悪化など、悪い材料が揃っているので、企業からすれば少しでも雇用リスクのない働き手を増やしたいという思いがある。行政はフリーランス増やして、移住させて自治体の税収上げたり、地域活性させたりと、雇用ではできない動きに期待している。
経営者、サラリーマンが性に合っている人もいるし、フリーランスが性に合っている人もいる。どれかが一番、それ以外はクソみたいな偏った考え方は危険だ。情報や考え方の視野を狭めてしまう。
結局は、自分がやりたい事・思ったような生き方をするためにフリーランスになっただけであって、フリーランス以外の人もそれぞれ役割がある。
誰が一番、どれが一番なんて人によって違うのだから、そんなことを主義主張しても虚しいだけだ。
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