出産・入院の費用(双子妊娠ストーリーNo.34)
出産と入院って結局いくらかかるの?
黒字なの?
赤字の場合、自己負担額がどれくらい?
とっても気になりますよね。私も入院が長く、夜間の緊急帝王切開、しかも双子と高額要素がいくつもあったので、支払い明細を受け取るまでドキドキしました。特に差額ベッド代は自費なので、有料部屋に移動した後は毎日いるだけでお金が「チャリーン」と言いながら減っていくような気持ちで気が気でなかったです。
今回は私が出産・入院でかかった金額を大公開します!入院先の病院や、加入している公的健康保険や年収、民間医療への加入有無によっても金額はかわるので参考までにご覧ください。
私の場合、
5月中旬~管理入院
6月中旬出産、8日後に退院
で計45日間入院をしていました。
結果、
支払った医療費 < 公的健康保険からの給付金
となりました。これに民間医療保険に入っていたので+αでお金をいただくことができました。
それでは細かく説明していきますね。
1.病院窓口で払った入院費
1ヶ月目:17万5千円(管理入院中の医療費+差額ベッド代)
2ヶ月目:0円(医療費+帝王切開手術費等-出産一時金)
加入する公的健康保険から給付される出産一時金は双子なので42万円×2人分。事前に保険者から病院に直接払う手続きをしていたので私が多額なお金を扱うことはありませんでした。
また帝王切開前の管理入院中の医療費も高額医療費制度があるので、自己負担分に上限が設けられていています。どういうからくりか、出産一時金でこの管理入院中の医療費も賄われていました。結果として、
2ヶ月目の支払いは0円
わけがわからず病院窓口で「本当にあってますか?この数字?」と聞き返してしまったくらいですが、あっていました。
さらに入院前に病院に収めることになっていた予約金15万円も退院時に全額返金されたのでなんだかお得感すらありました。これは払ったお金が返ってきただけなのですが。
2.公的・民間医療保険から後日給付されたお金
さらにさらに私の場合は、余った出産一時金とこれとは別に公的健康保険から追加で給付された付加金等の手当てがありました。
出産一時金+付加金等の手当て:22万4千円
したがって
給付金22万4千円 ー 窓口で支払った額17万5千円
=4万9千円の黒字
となりました。
さらにさらにさらに、小額ながらも民間医療保険にも加入していたので給付金もありました。
私はもともと民間の医療保険に入っていなかったのですが、双子妊娠がわかり帝王切開の可能性が濃厚となり、かつ長期の管理入院もありえるかもしれないとわかった段階で加入しました。
おすすめはコープ共済。条件を満たせば妊娠中でも加入できます。コープ共済でもそう説明しています。ただし、自然分娩の場合保険金が給付されないこと、加入期間が短いと減額措置がある点は注意が必要です。でもやっぱり少しでももらえるとありがたいですよね。
3.まとめ
●出産一時金のほかに付加金の給付があるかなどは加入する公的健康保険によって異なるので事前に問い合わせる
●双子妊娠の場合多くは帝王切開なので、民間医療保険への加入も検討する
●産院の医療費も調べる、通常公開しているはずなので院内の掲示をチェックしたり窓口に問い合わせてみる
●ただ、医療費は事前の見積もりは難しく最後まで負担額はわからない
双子の場合出産可能な病院が限られるので、お住まいの地域によって自然と産院の選択肢は狭まってしまい金額で病院を選ぶことは難しい場合が多いと思います。そもそも医療費だけで病院を選ぶものでもなく、家からの近さ、実績なども重要な要素ですよね。
お金のことは心配ですが、わかる範囲のことは調べ、民間医療保険への加入などできることはして、あとは請求書をドンと構えて待つ、それくらいしか患者にはできないなぁというのが私の率直な感想です。