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ランドセル


今日も日頃感じたことをダラダラとしゃべったり書いたりしていきたいと思います。

展示会へ行く

次の春に小学生になる娘のランドセルを見に行きました。最近は色々と予約やらが必要なご様子。入学の1年前から予約をするようだと聞いて、家族が直近の展示会を調べてきてくれました。早速みんなで行ってきました。

ランドセルの購入に際して、1つだけ娘に条件を出しました。それは6年間大事に使うランドセルを自分の意思で決めること。たとえママやパパがあれがいいこれがいいと言ったとしても、自分の心の声をきちんと聞いて自分の心の声に従って決めること。これが購入の条件でした。

この条件を伝えたら、娘は黙ってこっくりうなずき、そしてたーくさんのランドセルを目の前にして一言言いました。

「選ぶってとっても難しいことなんだね」と。

そうだと思うんです。選ぶってとても難しいことです。ストレスもかかります。

たくさん選択肢がある事は幸せなことです。しかし一方であまりにもありすぎると選べなくて疲れてしまう時もあるでしょう。そんな経験もきっと大事な経験です。

そして、良い選択も悪い選択も。それから、中途半端な選択も全部自らが選んだもの。その結果に対して受け止められるようになって欲しいなー、なんて思っていました。ママのこの選択もいいのか悪いのかわかりませんが。

計画倒れを楽しむこと


元々、娘はいくつかのカタログを見て、とあるランドセルを狙っていました。多分このランドセルを買うだろうと家族みんなが思ってました。実際に見に行くと、確かに可愛かったし、娘もとても気に入っていました。でも実際に購入したランドセルは、全然違うランドセルでした。

計画したけど計画と違う。思ってたんと違う。

よくあることですが、これから先そんなことがあっても、計画倒れをどこかで楽しんでもらえればいいなと思っています。計画倒れについて考える時、思い浮かぶのはこんな文章でした。

利他についてこのように考えていくと、1つのイメージがうかびます。それは利他とは「うつわ」のようなものではないか、ということです。相手のために何かをしている時であっても、自分でたてた計画に固執せず、常に相手が入り込めるような余白を持っていること。それは同時に自分が変わる可能性としての余白もあるでしょう。

「利他」とは何か 
伊藤亜沙/中島岳志/若松英輔/國分功一郎/磯崎憲一郎


今回は自分のためのランドセル選びですが、自分のことでも計画どおりにいかないことはたくさんある気がします。その場合でもどこかに余白があるといいのかもしれません。

誰かのために何かをするときのために、今から心持ちの予行練習をするとよいのかもしれない。しとしと雨の降る穀雨の帰り道。彼女と手を繋ぎ、ぼんやりと考えながら、家路につきました。

未来を想うこと


後で気づいたのですが、今回娘が選んだランドセル、漁業で使う網を再利用して作った素材が使われていました。誰かの未来を、そして子供たちの未来を想って作られたランドセルでした。
素敵な想いの詰まったランドセル。それを背負って、いろんなことを乗り越えたり、波に飲まれたりしながらも、なんとなく楽しく生きていってくれたらいいなと思っています。

葭始めて生ず

今日の季節はあしはじめてしょうず。水辺の葭か芽吹き始めます。穀雨の季節は雨がしとしと降りますね。除湿機で適切な湿度を保ちながら健康的に過ごしたいなと思います。

素敵な1週間をお過ごしください。

つつじ
きれいなつつじ

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