つまるところ・・・
自分のやりたいことって、何やろうなぁ。自分のできることって、何やろうなぁ。自分探しはじめます。ふらっとです。
さて、今日は「つまるところ・・・」というテーマで、全18時間に及ぶ、オンライン教育フェス、最終日の記事を書いていきます。今日もいい感じに突っ込んでいくので、いい感じに受け取ってください。
それじゃあ、書いていきますよ~!!
2030年の教育への関わり方
最終日、一人目に登壇してくださったのは、ちかちゃん(地下さん)。
「一人ひとりに合った教育をするために」
地下さんは、このビジョンを掲げ、現在離島教育を行うために奮闘しています。詳しくは、次の記事を読んでください。
フィンランド教育の魅力
現在、多くの日本の学校では、30人以上の子どもたちがいます。しかし、フィンランドでは20人ほどの子どもたちが在籍しており、TAのような立場の先生と組んでいます。そのため、合理的な配慮を行うための環境が学校には整えられています。
また、地域では部活動指導員のような立場の大人が多数おり、保護者の帰宅時間も17時頃であり、習い事なども子どもたちが行くかどうかを選択しているため、選択肢の幅が多くなっています。
日本では、学校と地域、家庭という3つの立場で考えることが多くなっています。しかし、本来であれば、そこに行政を加えた4つの立場で検討されてもよいはずです。お互いが連携を図っていくことこそ、子どもにとっては良いのではないか?と感じる。1時間となりました。
あなたの魅力は何ですか?
二人目は、『アカデミックな人生に』『幸福度と充実度をあげる』がモットーのなおとさんです。
こんななおとさんは、『行動をベースに』考えることの多いそうです。理由は「学ぶ&伝えることが幸せ」だが、自信をもって伝えられなくなるから、体験を通して感じたことを伝えたい。のだとか。ストイックさが垣間見えます。
そんななおとさんが大切だと感じていることが、『人間性』という心の在り方。ここで、考えてみてください。
国語や算数、数学、理科といった教科がありますが、その教科がなくなったら何を教えますか?
私には、分かりませんでした。しかし、この「何を教えるか」は強みを教えることがよいのか、、、と納得しました。私にとっての幸せが見いだせていない。これは自分にとって損だなぁと感じます。
もう一度問います。
『あなたの魅力は何ですか?』
好きは最強の武器やなぁ
3人目に登壇してくださったのは、元中学塾講師の夏越先生です。現在、某学校に勤務している先生です。
夏越先生は、大学を出た後塾講師などとして勤務します。しかし、『教育格差』にモヤモヤとしたそうです。塾に通っている子どもたちの保護者の年収や職業、習い事の環境など、目には見えないものも教えてくださいました。
公立学校の良さも話す
夏越先生は、私立学校の良さだけではなく、公立学校の良さも保護者には話すそうです。それにより、子どもたちの選択肢の幅を広げていくことになります。
一人じゃできない
現在教育関係と一言で言っても、公立学校、私立学校、フリースクール、塾など、様々です。それぞれできることと、できないことって何でしょうか?それは一人でできることでしょうか?みんなでできることなんでしょう?子どもと関わる職は、先生だけではありません。あなたはどのように進めていきますか?
教員養成について再考する
現在の仕組みについて、改めて考えていたのは、まさるさん。
現在、教員見聞録のプロジェクトを動かしている、大学2年生です。
教員養成4年じゃ足りない説
現在、教員になるためには、教職課程の講義を受けて単位認定をもらい、教採や試験を通って、正規採用後も学校研修や機関研修を行うことが必須となっています。これは、必要最小限な資質能力を確実に身に付けることが必要とされているためです。
しかし、優れた教員という定義は、
①教職に対する強い情熱
②専門家としての力量
③総合的な人間力
が備わっていることが求められています。
こう考えてくると、教員養成をしていく中で、『ブレない軸』を考えていくことが求められていきます。「何のために教育を行っていくのか」
そんな中で、高校生から現場に触れたり、官民一体となって教員を養成しようという考えが出てきたそうです。これらは既に存在しています。具体的には、アーカイブやインターネットで検索してください。(ちなみに、アーカイブではまさるさんが教えてくださいました。)
ここで、まさるさんは提案をしてくださいました。
官民一体の教員養成を高校生の段階から行いませんか?
「あなた知らない。」
この言葉は何でしょうか?
これは、最後の登壇者、篠原先生が当時教わっていた先生からかけられた言葉です。学校が大嫌いだった先生が学校でなぜ先生をしているのか。それを聞いていくと、涙が出そうになりました。
「居心地」のよい学級をつくろう
篠原先生は、よい学級とは「居心地」のよい学級であると言います。「自分がそこにいるだけで価値がある」と感じられたときに「居心地」がよいと人は感じると言います。そのために行っていることがとにかく関心をもつこと。
鳥を写真でとるように児童を観察する
篠原先生は、カメラを使って学級経営をしています。そのカメラを使うことのメリットが大きいので、列挙します。
①観察眼が鍛えられる
②一度に多くの情報が得られる
③レッテルを外す理由となる
④時系列の比較ができる
細かくは、アーカイブを見てください。篠原先生がどれだけ子どもたちを観察しているのかが分かるプレゼンでした。
記事をつくるうえで気をつけたこと
この3日間の記事は、今までと比較してだいぶ意地悪だと思います。
というのも、学びの記録と謳いながら、学んだことのすべては書いていません。すべてを削り、一ミリも触れていないものがあったり、一部をあいまいな表現としたりしています。その理由は、伝わる人には伝わると思うので書きません。もちろん、時期がお盆のど真ん中であり、様々な事情があることは分かります。そうであっても、私は書かないことの方が今後は大きく響く可能性があると思うんです。間違いなくこの記事は叩かれうると思いますが、そうなったら多分、分かってくれている誰かが助けてくれます。
どんと来い!愛のある批判は歓迎しますよ!
勝手に考察してみる
この3日間で様々な登壇者がいました。
・小学校教員 ・中学校教員
・アート思考 ・ICT×学び合い
・ザンビアでの経験 ・フリースクール運営
・世界一周旅行 ・言霊
・大学生 ・離島教育 ・カメラ
様々な人がいます。誰一人として同じ人はいません。でも、15人の登壇者には共通点があります。
それは、一人ひとり、「人」としての魅力があるということです。
わたしたちの働いている場所は、読んでいる人によって違います。今までの経験してきたことも違います。「こうしたい!」と考えていることも違います。しかし、わたしたちは、全員同じ「人」であることは間違いありません。それにもかかわらず、「こうしたい」「ああしたい」という理想をぶつけあって、変わっていません。
わたしは現在教員という立場にいますが、目の前にいるのは確かに子どもです。しかし、よく考えてみると、子どもだって一人の「人」でしかありません。
そうであるならば、私たちは「誰と」「何を」「どうやって」「どれくらい」すればよいのか。全員がゼロから考えて、こども一人ひとりの「人」としての魅力を引き出せたら、いいのかもしれません。
以下、過去記事。
1日目前半
1日目後半
2日目