
クラシック好きもK-POP好きも集まれ! "SM Classics"
8月12日韓国大手芸能事務所SMエンターテインメント(以下SM)のYouTubeチャンネル「SMTOWN」にてNCT Uの「Make A Wish (Birthday Song) 」のオーケストラバージョンが公開されました。
オリジナルは韓国の人気ラッパーPENOMECOが制作に関わっており、印象的な口笛のリフと激しいダンスが魅力的なヒップホップ要素の強い曲ですが、オーケストラバージョンでは4分半という短い曲であるにも関わらず、まるで壮大な交響曲を聴いているかのようです。
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実はSMが自分たちの曲をオーケストラアレンジするのは今回が初めてではありません!そこで今回はSMのクラシック専門レーベル "SM Classics" (以下SMクラシックス)をご紹介します。
SM Classicsとは?
SMクラシックスは2020年6月にSMとソウル市立交響楽団がMOU(基本合意書)を締結し生まれたSM傘下のレーベルです。↓のプレスリリースにも記載がありますが、K-POPとK-Classicという異なるジャンルが手を組み差別化されたコンテンツを提供していくことで、韓国文化自体のさらなる発展を目指すことを目的としているようです。
第一弾としてRed Velvetの「Red Flavor」が、第二弾はSHINee・ジョンヒョンの「End of a day」が発表されました。「End of a day」はドビュッシーの「月の光」から始まります。
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その後はSM Classics TOWN Orchestra名義で第三弾としてBoAの「Tree」が発表されました。こちらはBoAのデビュー20周年企画「Our Beloved BoA」の一環で、ピアノにはBoAの実兄が参加しています。
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SMクラシックス発足以前にも…
調べてみると昨年のSMクラシックス発足以前にもSMはクラシック音楽を自身のプラットフォームにていくつか発表していました。
①ゲイリー・ショッカー「後悔と決心」(2016年4月公開)
②Red Velvet・WENDYが歌う「Have Yourself A Merry Little Christmas」(2016年12月公開)
③ニコライ・カプースチン「Piano Quintet No.1 – 1st Mov. Allegro」(2018年2月公開)
いかがでしたでしょうか?MVを観ていただければお分かりいただけると思いますが、一流の音楽家による演奏とSMが得意としているであろう「魅せる技術」がマッチすることで耳でも目でも楽しい、新鮮な作品に生まれ変わっています。そしてジャンルなど関係なく素直に「音楽って、芸術って楽しいな!」と思わせてくれるのがこのレーベルの、そしてSMの魅力なのだなと改めて感じました。SMのファンの方はもちろん、音楽が好きな全ての方々に聴いていただきたいです。今回ご紹介した曲をオリジナル曲も交えてまとめたプレイリストを作りましたので宜しければご活用ください。最後まで読んでくださりありがとうございました!