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なぜ巨人たちは図解が好きなのか

Apple 社のスティーブ・ジョブズには、次のような逸話があります。

マーカーを手にするとホワイトボードのところへ行き、大きく「田」の字を描く。「我々が必要とするのはこれだけだ」そう言いながら、マス目の上には「消費者」「プロ」、左側には「デスクトップ」「ポータブル」と書き込む。各分野ごとに1つずつ、合計4種類のすごい製品を作れ、それが君たちの仕事だとジョブズは宣言した。

ウォルター・アイザックソン(2011)『スティーブ・ジョブズ II』講談社


また、Amazon 社のジェフ・ベゾスは「地球で最もお客様を大切にする企
業になる」という使命を常に掲げています。この使命は、顧客に焦点を当て
た、「善の循環」コンセプトに基づいて構築されています。


この無駄のない美しいコンセプト図は創業者のジェフ・ベゾスがとあるレストランの紙ナプキンに描いたとされており、今でもAmazon のWeb ページに掲載され続けています。ラリー・ペイジやマーク・ザッカーバーグにも図解によってアイデアを膨らませ、図解によって伝えることをしていた逸話が数多く残されています。

ではなぜ、偉大なリーダーたちは「図解」で考え、「図解」で伝え続けたのでしょうか。それは、彼らが図解が持つ3つの力を知っていたからなのです。

「図解」には次の3つの力があります。

  1. モノゴトを多視点から観察する力

  2. モノゴトを構造化してシンプルにする力

  3. モノゴトを可視化して共有する力

次世代型リーダーと図解の関係をまとめると、次の図に示す関係にあるこ
とがわかります。

あなたもスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスに倣って図解を始めてみませんか?



ダイアグラム思考 ver.2024についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

さらに図解に興味が出た方は書籍『ダイアグラム思考』を手に取ってみてください。

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