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詩のようなもの

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詩の定義が自分の中で曖昧なので、自分が書いた中で詩だと思われるものを集めました。
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記事一覧

【詩】平等とか平和とか

右側の前髪を切って 切りすぎたから左側を切って 切りすぎたから右側を切って それの繰り返し …

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【詩】 風船

フワフワと浮かぶ風船 手を離したら何処かへ飛んで行ってしまう そんな夢を見て 買って来て…

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【詩】 照明

いつ切れるかわからない 薄暗い照明と シンクロしていた日々は LEDの台頭で 味気ないもの…

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【詩】 自由

暗闇の中で パズルを完成させて 喜びを半分残したまま 朝を待つ その間に 君は僕を忘れて…

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【詩】 遠出

遠出は地球の自転に任せて 今日もソファに沈み込む 何もかもが高度化し 説明書を読まない派…

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【詩】 メリーゴーランド

まわるまわるメリーゴーランド 嘘で固めたファンタジー 遠目ではキラキラしていても 現実は…

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【詩】Stop this train

いつになったら着くのだろうか もう何年も乗っている 目的地は遠いのだろうか 車窓から見える景色はいつも 美しく 人々は皆 楽しそうに見える 途中で降りてしまおうかと 何度も考えたけれど 行かなければいけない場所がある そう言い聞かせて耐えて来た どうせならどこまでも行ってやろう いつまで乗っていられるかわからないけれど まだ諦めるには早過ぎる気がした

【詩】眩暈

前向きな選択を諦めて 後向きに歩き続けた どちらが前だったか 振り返って 振り返って 振…

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【詩】 すべり台

人生はすべり台 滑らないように耐えるのではなく 楽しんで滑り落ちればいい どうせ最後は …

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【詩】 KID

大人なのか子供なのか分からない どう見ても大人なのに 誰が見ても大人なのに 分からない …

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【詩】 ヘッドフォン

現実に見つからないように ヘッドフォンの中に隠れた 音楽の中を漂いながら 見えるのは リ…

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【詩】嵐の中

嵐の中を歩く 色々な方向から 強い風が吹き 木々を揺らす 僕が歩く方向は 不思議と 常に…

【詩】 Demons

空いてしまった穴を 埋めるための代償に 何を失っただろう 時間も 労力も お金さえも 理…

【詩】 箱

箱は開けてみないと 中身がわからない。 やっと手に入れたと思った箱を 開けてみてわかったのは 中に沢山の箱が 入っているということ。 それを一つ一つ 時間をかけて開けていくが 固く閉ざされた箱や 変形したものもあり 結局 大切なものを 見つける事は出来ず 時間だけが過ぎていった。 さようなら。 元通りに閉ざされた箱に そう呟いた。