【詩】 遠出
遠出は地球の自転に任せて
今日もソファに沈み込む
何もかもが高度化し
説明書を読まない派は
絶滅危惧種になっただろうか
とにかく脳と目だけが
休みなく働いている令和
見ているのは
0と1の集合体
複雑な意味が分からないのに
これほどまでの
喜怒哀楽を乗せて
目的地も無い
ただ嵐が過ぎるのを待つ箱船が
心の支えになっていたりする
抜け出せないけれど
気にしない事でしか救われない
今日も地球を
3/4周ほどしたところで
眠りに落ちた
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