記録の石を手に探検へ!「ずかんミュージアム」体験レポート
今回は2021年に子供と遊びに行った、銀座の「ずかんミュージアム」をご紹介します。
2022年から第二章がスタートしているようなので、少し内容は古いかもしれませんが、とても素晴らしい体験だったので取り上げたいと思います!
体験の流れ
スタートエリア
展示エリアに入る前に、スタッフの方から「記録の石」を受け取ります。
このアイテムを使って生き物を探しに行くようですが…詳しい説明はまだありません。
何が始まるのか子供と一緒にワクワクしながら展示エリアの中に入ると…
円形のスペースでプロジェクションマッピングの映像演出が始まります。
壁面から天井まで全体に映像投影されるので、没入感もあり、期待感が高まります!
探検開始!
映像が終わると扉が開き、いよいよ生き物を探しに出発です!
展示エリアは薄暗く、壁や天井などあちこちに生き物たちがあらわれます。
体験の手順としては以下です。
生き物が近くにいると「記録の石」にヒントが表示されます。
生き物のある行動のタイミングで「記録の石」の白い玉をタップすると、生き物を図鑑に登録できます。
登録した生き物は図鑑からいつでも確認することができます。
一回仕組みがわかると、子供達はあちこち歩きまわって次々に生き物を記録していきます。
ちなみに「アンダーウォーターゾーン」では天井にプロジェクションされており、泳いでいるワニのお腹が見えます。水の中にいるような気分になれてワクワクしました。
また、時間(朝・昼・夕・夜)と天気(晴・雨)が徐々に変化していき、出現する生き物も変わります。
ゴールエリア
最後に別のエリアへ移動し、「記録の石」を装置に置くと、記録した生き物たちが地球へ還っていきます。
そして、「記録の石」を返却した装置から「記録の証(レシート)」が出てきてお持ち帰りできます。
外のショップに「記録の証」をもっていくと、「生き物カード」もプレゼントしてもらえました!
仕組み
高精細な映像演出を実現する機材
機材面に注目してみると、没入感のある高精細なプロジェクションマッピングは、パナソニックの超短焦点レンズとDELLのTowerワークステーションで実現しているようです。
確かに通常のプロジェクションマッピングだとぼやけ・にじみが気になる場合もありますが、今回の「ずかんミュージアム」ではくっきり高精細な映像表現で没入感がありました。
ビーコンとプログラムで「記録の石」を連動
「記録の石」についてはおそらく以下のような仕組みではないかと思います。(想像なので違う可能性も…)
ビーコンが各エリアに仕込んであり、スマホアプリと通信している
裏側の全体プログラムで、例えば時間帯別に「このエリアではプログラム起動から5分後、10分後に猿を登場させる」という設定をしている
スマホアプリ側でビーコンの位置情報と全体プログラムを組み合わせて、近くのプロジェクションで表示されている生き物のヒントや説明をスマホ画面に表示
おわりに
没入感のある映像演出や、インタラクティブに楽しく学べるコンテンツなど、私たちの仕事でもぜひ参考にさせてもらいたいと思いました。
最後にもらえる「記録の証」で未発見の生き物がたくさんいることがわかり、再訪したくなる、という仕掛けもよく考えられていました。
この記事を書いていたらまた行きたくなったので、「第二章」では何が変わっているのか、今度見に行ってみたいと思います!
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