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ブランド・バリューとは

ブランド・バリューとは、noteチームが重んじる「価値」を言語化したものです。noteチームがとるべき行動に悩んだとき、これらのバリューを思い出し、バリューにかなうアクションを考えてみましょう。

私たちnoteチームが大事にすべき「価値」は以下の6つです。

noteのBrand Value
・クリエイター視点で考えよう
・ユーザーと対話をしよう
・多様性を後押ししよう
・大きな視点で考えよう
・まずは素早く試そう
・なすべきことをなそう


クリエイター視点で考えよう

noteチームは、クリエイターの長期的な利益をベースに、ものごとを考えます。クリエイターにとって必要なものはなにか。健全に拡大する言論空間を作れば、利益はあとからついてきます。企業利益は、ミッションを達成するためのガソリンにすぎません。目的地もなくガソリンを溜め込むことは、とても無益な行為です。

お金の儲かる仕組みにクリエイターを呼び寄せるのではありません。まずクリエイターが健全に活躍できる場を作り、そこからマネタイズを考えるべきです。


ユーザーと対話をしよう

ユーザーはお客さんではありません。一緒にnoteを作っていくチームメイトです。こまめに会い、議論をし、意見を聞いていきましょう。彼らなしには、私たちのチームは完成しません。

私たちだけで「サービスのあるべき姿」を定めるのではなく、可能な限りコミュニティに事前に意見をきき、反応を確かめたいきたいと考えます。二人三脚でキャッチボールをしながら、サービスを磨き上げていきましょう。


多様性を後押ししよう

スタートアップの私たちには、残念ながらいきなり全てのマイノリティをカバーする体力はありません。それでも一歩づつ、できるところから、まずはnoteの本質である表現や意見の多様性から、推し進めていきたいと思います。

面白いコンテンツがあれば、ジャンルや流行に関わらず積極的に推していきましょう。差別や弾圧、分断をあおるようなコンテンツは、たとえお金が儲かるとしても、手を出すべきではありません。

法律を遵守しながらも、できる限りギリギリまで、多様な表現や意見を守っていきたいと思います。


大きな視点で考えよう

あらゆる施策は、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにすること」を形作る、大きなネックレスの一部です。個々の施策がどんなに素敵な宝石でも、輪が途中で切れていれば、ネックレスとして機能しません。

単独の施策や指標にとらわれず、全体として機能しているか、全体のために機能しているかを、つねにチェックしましょう。短期的な見せかけの数字に引っ張られず、中長期の持続可能性のある成長を考えていくことが重要です。


まずは素早く試そう

スタートアップの最大の武器はスピードです。ダメだったときに元に戻せるもの、たいして手間のかからないものは、ドンドンと試していきましょう。

事前検証は重要ですが、そのために手が止まっては元も子もありません。議論に時間をかけるのはコストの高い施策、リスクが高い施策だけで十分です。何時間も会議やプレゼンテーションに時間をかけるぐらいなら、即座にプロトタイプを作って仮説を検証してみましょう。

失敗を恐れて足をとめてはいけません。評価も個々の施策に下すのではなく、打率で行うべきです。


なすべきことをなそう

noteが守るべきライン、譲ってはいけないことを常に意識しましょう。KPIやその場の空気のために、譲ってはいけないところは沢山あります。あるべきすがた、なすべきことのために議論や質問、意見を言うことを恐れないでください。


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こんな感じでいきたいと思います

noteのブランド・バリューはまだまだ暫定、バージョン0.1。 実務を通じこれらのバリューを体現できて、はじめて完成と言えます。いくつかのバリューについては、試行錯誤の中で、変化したり追加や削除も起きるかもしれません。

ともあれチーム全体が見ている方向は、だれもが創作をはじめ、続けられるようにすることです。ここにブレはありません。

もしも、僕らが道を踏み外しそうになってたら教えてください。引き続き、そんな感じで頑張っていきたいと思います。

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深津 貴之 (fladdict)
いただいたサポートは、コロナでオフィスいけてないので、コロナあけにnoteチームにピザおごったり、サービス設計の参考書籍代にします。