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ChatGPT Canvasを使って
プロダクトマネジメントトライアングルを紐解いてみた🚀

こんにちは!SalesforceのAIチームでGTMを担当している深田です🤝。

プロダクトマネージャーなら誰もが目にしたことがある「プロダクトマネジメントトライアングル」📊の記事を読み返してみたところ、内容は素晴らしいものの、科学的で少し難解かつ抽象的で、実際の業務にどう適用するか腑に落ちない部分がありました💭。そこで、新しくリリースされたChat GPT Canvas🖌️を使って、このトライアングルの概念を実際の具体的な活動に落とし込んで学んでみたところ、かなり理解が深まりました✨。この記事では、その学びを皆さんと共有し、プロダクトマネジメントトライアングルをわかりやすく活用する方法をお届けしたいと思います📘。

🔍 この記事はこんな人におすすめです 🧩

  • 📊 プロダクトマネジメントトライアングルを学び直したい方: 基礎知識を見直し、実務にどう活かすか理解したい方。

  • 💡 スキルや経験を整理したい方: 自分のスキルや強みをフレームワーク📝を使って整理し、今後のキャリアにどう活かすか考えたい方。

  • 🛠️ ChatGPT Canvasの活用例を知りたい方: 新しいツールでどんなアウトプットができるのか興味がある方。

🔺 プロダクトマネジメントトライアングルとは?

プロダクトマネジメントトライアングルは、開発者👨‍💻、ユーザー👥、ビジネス💼の関係を「プロダクト」中心に示すもので、プロダクトマネージャーがどのようにその役割を果たしていくかを説明するモデルです。このトライアングルは、開発者とユーザー、ビジネスとプロダクトの間のギャップを埋めるためにプロダクトマネージャーが果たすべき重要な役割を理解するのに役立ちます。


プロダクトマネジメントトライアングル

全てのプロダクトは、開発者、ユーザー、ビジネスという3つの要素:

  • 開発者(エンジニア)👨‍💻 コードを書いてデプロイできる人々です。企業には他にも多くの役割が存在しますが、実際にコードを更新する開発者はプロダクトを形にするために不可欠な存在です。

  • ユーザー(顧客)👥:: プロダクトを利用する、または利用する可能性のある人々です。すべてのプロダクトは、何らかの形でユーザーに使われることを目的としています。

  • ビジネス💼: プロダクトに資金を提供し、その利益(収益など)を期待する存在です。営利企業であれ非営利組織であれ、限られた資金を持つ銀行口座が存在します。

これらの基本要素だけでプロダクトネットワークを構成することも可能ですが、それでは「ホワイトスペース」が生じます。ホワイトスペースとは、プロダクトネットワークにおいて欠けているリンクのことを指し、これを埋めることでより良いプロダクトネットワーク、そして成功するプロダクトへとつながります。

ホワイトスペース

🅰️ ホワイトスペースA(開発者-ユーザー-プロダクト)

ホワイトスペースAは、開発者👨‍💻の作業とユーザー👥のニーズをつなぐ役割を持つ領域です。ユーザーリサーチ🔍、ユーザビリティテスト🧪、UXデザイン🎨などの活動がこのスペースを埋めるために重要です。プロダクトマネージャーは、デザイナーや開発者と協力し、機能がユーザーの期待に応えつつ、技術的な複雑さを最小限に抑えることを目指します。

例となる活動 📋

  • 👥 UXワークショップ: ユーザー、デザイナー、開発者を含むワークショップを開催し、ユーザーのジョブ、ニーズを理解し、課題を特定します。この活動により、チーム全体が同じ視点でユーザーを理解し、効率的な解決策を共同で検討できます。

  • 📊 顧客フィードバックの取り込み: アンケートやインタビュー、ユーザビリティテストを通じてユーザーからのフィードバックを収集し、それを具体的な設計改善や技術要件に変換します。このプロセスを通じて、ユーザーの期待に応じた最適な改善案を迅速に実装に反映できます。

  • 🔄 ユーザーフローの簡素化: 複雑なユーザーフローを減らし、直感的で使いやすいプロダクトにするために開発者と協力します。例えば、不要な手順を削減し、ユーザーの目的達成をスムーズにすることで、全体のユーザー体験が向上します。

  • 📱 プロトタイピングと反復: デザイナーと協力してプロトタイプ📱を作成し、最終実装前にテストします。プロトタイプを使ってユーザーの反応を検証し、素早く修正を繰り返すことで、プロダクトの完成度を高めます。

🅱️ ホワイトスペースB(ユーザー-プロダクト-ビジネス)

ホワイトスペースBは、プロダクトの価値をビジネス成果💰に変換することに焦点を当てています。ここでは、収益化戦略💵、顧客エンゲージメント📈、プロダクトがユーザーとビジネスの双方にどのように利益をもたらすかを説明するストーリー作り📖などが含まれます。

例となる活動 📋

  • 💵 価格モデルの定義: 機能やサービスの価格💸を決定し、収益を最大化しつつユーザーに価値を提供します。市場調査を行い、競合他社との差別化を図ることで、適切な価格設定を実現します。

  • 📦 機能のパッケージ化: 異なる顧客セグメントに価値を提供するため、機能をどのようにバンドルするかを決定します。顧客のニーズに基づいてパッケージをカスタマイズし、それぞれに合った最適なソリューションを提供します。

  • 📣 マーケティングチームとの協力: マーケティングチームと協力し、ターゲットセグメント🎯を特定し、プロダクトの価値を強調するキャンペーンを展開します。プロダクトのメリットをわかりやすく伝えることで、新規顧客の獲得を目指します。

  • 📊 顧客成功指標: NPSやCLVなどの指標を追跡し、ユーザー満足度を理解します。これにより、プロダクトの改善ポイントを特定し、顧客満足度を向上させるための戦略を立てることができます。

  • 🤝 初期採用顧客とのエンゲージメント: 初期採用顧客とのエンゲージメントを通じて、機能の検証やプロダクトマーケットフィットの改善を図ります。初期段階でのフィードバックを積極的に反映することで、プロダクトの価値提案を強化します。

  • 📖 顧客ストーリーの作成: 初期採用顧客と協力し、プロダクトの価値を示す顧客ストーリーを作成します。成功事例を共有することで、他の潜在顧客に対して信頼性を高めます。

🅲 ホワイトスペースC(開発者-ビジネス-プロダクト)

この領域は、ビジネス目標🎯と開発活動👨‍💻を結びつけることを目的としています。プロダクトマネージャーは、ビジネスへの影響に基づいて機能の優先順位を決定し、リソースを割り当て、プロダクトが会社の全体的な戦略に一致するようにします。

例となる活動 📋

  • 📅 機能の優先順位付け会議: ステークホルダーと議論を重ね、ビジネス目標🎯、ユーザーのニーズ、リソースを考慮して重要な機能を決定します。この会議を通じて、各部門の要望を統合し、全体最適な開発計画を立てます。

  • 🗺️ ロードマップ計画: 主要なビジネス指標をサポートするプロダクトロードマップを作成します。これにより、チーム全体が共通の目標に向かって進むことができるようにします。

  • 🔄 ビルド対バイの決定: 機能を社内で開発するか、サードパーティのソリューションを導入するかを判断します。コスト、品質、スピードの観点から最適な選択を行います。

  • 📜 技術ライセンスの取得と管理: 必要な技術をライセンスし、プロダクトの成長を加速させます。ライセンス契約の更新管理やコストの最適化も含まれます。

  • 💰 予算配分: 財務チームと協力し、プロダクト開発の予算を割り当てます。限られたリソースの中で最大の効果を上げるための配分を行います。

  • 🔧 リソース管理と最適化: 人的リソースや時間、ツール🛠️など、開発に必要なリソースを最適に管理します。チームメンバーのスキルセットを考慮し、プロジェクトに最適な人材を配置します。

🔀 シンセシス領域

AB(ユーザー-ビジネス)

プロダクトマネージャーは、ユーザーのニーズ😊とビジネス要件💼を統合し、使いやすさと収益化戦略のバランス⚖️を取ります。

具体的な活動例:

  • ⚖️ 収益化とUXのバランス: 広告📢やサブスクリプションなどの収益化機能が、ユーザーエクスペリエンスに悪影響を与えないようにします。ユーザーからのフィードバックを収集し、収益化の影響を最小限に抑えながら最適化します。

  • 🤝 営業統合フィードバック: 営業チームと協力し、顧客からのフィードバックをビジネスニーズと統合します。これにより、顧客の期待に応じたプロダクト改善を迅速に行います。

  • 🗣️ プロダクトローンチメッセージング: 新機能のメッセージングがユーザーとビジネス双方にアピールするよう調整します。適切なマーケティング戦略を通じて、ユーザーに価値を伝えることが重要です。

BC(ビジネス-開発)

この領域では、ビジネスビジョン📈を技術的な実行⚙️に変換し、開発を効果的な成果に導くことを目指しxwます。

具体的な活動例:

  • 📋 ビジネス主導の技術的機能の定義: ビジネス目標を具体的な技術要件に変換します。開発チームに明確なガイドラインを提供し、効率的な成果を実現できるようサポートします。

  • ⚖️ 技術的負債管理: 新しい機能と技術的負債のバランスを取り、短期・長期のビジネス目標を支援します。技術的負債を抑えつつ、ビジネスに価値をもたらす開発活動を進めます。

  • 📊 プロジェクトの優先順位付け: ビジネスに最も貢献するプロジェクトを決定し、リソースを最適に配分します。限られたリソースを活用し、価値を生む開発活動に集中します。

  • 📍 技術ロードマップの策定: ビジネスの長期的な目標を支えるための技術的なロードマップを作成します。これにより、開発チームはビジネスの方向性に合った計画を進められます。

AC(開発者-ユーザー)

この領域では、開発者👨‍💻が技術的な観点からユーザーニーズ👥に応える最適な解決策を見つけることが求められます。

具体的な活動例:

  • ⚙️ MVP(最小実行可能製品)の定義と開発: ユーザーに価値があり、迅速に市場に投入できる最小限の機能を定義し、開発者と協力して実装します。早期にリリースし、ユーザーからのフィードバックを収集して改善を図ります。

  • 🔄 技術トレードオフの説明と合意形成: 技術的な制約や実現可能性を共有し、最適なトレードオフを決定します。ユーザビリティと技術的な実現可能性のバランスを取りながら優先度の高い解決策を見つけます。

  • 🤝 ユーザビリティと技術的制約のバランス: ユーザビリティの向上を目指しながら、技術的な制約を理解し、開発チームとともに現実的な解決策を検討します。これにより、ユーザー体験を最大限に考慮したプロダクトが実現します。

✨ まとめ

プロダクトマネジメントトライアングル🔺は、開発者👨‍💻、ユーザー👥、ビジネス💼という3つの主要な要素の関係を視覚化し、プロダクトマネージャーが果たすべき重要な役割を示しています。このトライアングルを通じて、プロダクトマネージャーはさまざまなホワイトスペースを埋め、異なる利害関係者のニーズを統合し、プロダクトを成功に導くための橋渡し役を果たします。

各ホワイトスペースおよびシンセシス領域で紹介した具体的な活動を通じて、プロダクトマネジメントの実際の役割を理解することができます。これにより、プロダクトの価値を最大限に引き出し、ユーザー体験の向上とビジネスの成功を両立させることが可能になります。

ChatGPT Canvasは、これまでChatGPTで行っていた壁打ちや質問に加え、会話スレッドの内容をコンテンツ化したり、振り返り用のナレッジとして保管できるので、ガンガン使っていきたいですね🖌️ (絵文字も可愛い😊)

読んでいただきありがとうございました✨。Twitterのフォローよろしくお願いします!


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