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『2度の流産と次女の誕生』

※タイトルにありますように、流産に関してのセンシティブな箇所があります。人によっては深く傷つかれる可能性もあります。読み進めるにあたってその事をご留意いただければと思います。
内容の性質から今回はコメント欄は封鎖、SNS等にコメントしていただいても削除等の対応をします。お値段もいつもより上げさせていただきます。
ご理解いただけた方のみ、この先を読み進めてください。

おかげさまで、先日に次女が一才になりました。

4080gで誕生した彼女。

1年前の出産は壮絶を極めました。

お腹の大きさ、検診での赤ちゃんのおおよその体重、子宮口も少し開いてますねという産院での診察もあって、予定日よりも早く産まれるのではないかと予想していたのを思い出す。

かなり早めの段階から、いつ陣痛が来ても対応できるように準備を整え、義母にも頻繁に泊まりにきていただいてました。

ところが妻のお腹が心地良いのか、なかなか出てきてくれませんでした。

長女が予定日通りだったので、『姉妹仲良く今日かもね?』なんて話をしていたのですが、その予定日もあっさりスルー。

次の日も次の日も、、、、、。

いよいよ産院でも促進剤ですねという話が持ち上がり、僕の仕事が休み日に合わせて出産させていただくことになりました。

前日から入院している妻に少しづつ促進剤が投与されるのが午前9時。

その時間に来るように言われていた僕は、長女の幼稚園のお弁当作りと送りを義母に任せて車を走らせました。

産院に着いて案内されたのは分娩室。

点滴に繋がれ横たわる妻は、いつも通りの明るい妻。

『もう、その点滴に促進剤入ってんの?』

『そう、さっき少し入れますね〜って入れてくれたよ』

『どんな感じなん?』

『え?見てわかるでしょ?全然だよ』

そう言い笑う妻の朗らかさで、道中に僕の中で積み上げてきた緊張感が少しほぐれた。

妻の横にパイプ椅子を置き、世間話に花を咲かせる。

家ではずっと長女中心の生活だったため、思えば夫婦水入らずでこんなにじっくり他愛もない話をしたのは久しぶりだった。

促進剤が効き始めるまで、止まることなく2人きりで、あれやこれやとまるでカフェでお茶をしているかのように多岐に渡る話題で盛り上がり笑い合いました。

1時間半がたった頃でした、『少し痛くなってきたかも』と教えてくれた妻。

助産師さんに声をかけたあと、僕は腰をさする。

かなりリラックスムードだった分娩室に緊張が満ちてくる。

『無事に産まれてくれ』

思いを込めながら力を入れて妻の腰をさする。

今まで公表は避けて来ましたが、

僕たち夫婦は長女が誕生して以降、2度の流産を経験しています。


長女を育てていく内に『この子がお姉ちゃんになるところが見てみたいね』と夫婦共通での思いを抱きました。

そんな頃からしばらくして、妊娠がわかったのが2021年春。

夫婦で喜び合いました!

また長女のような可愛い子供が、我々の間に来てくれる!と。

でも、妊娠8週目。

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