青天を衝けを観終えて
おそばせながら、昨年の大河ドラマ「青天を衝け」をやっと見終えました。
仕事が忙しくなると追えなくなるので、いつも大河は一気見から始まります。いや、朝ドラも、連ドラもか(笑)ゴールデンウィークあたりに、一気見し、お盆に一気見し、秋の連休で一気見し、と続けておりましたが、年末年始は朝ドラの一気見をしていたので大河まで手が回らず(笑)、なかなか出かけられなくなってしまった週末で見終わった訳です。
幕末〜明治の時代が好きな私は面白かったです。次をぜったいにみなきゃ!とは正直あまり思わなかったけれど←、でも見始めたら面白いのよね。
幕末のあの若者がキラキラしてる感じが好き。身分とか、立ち場とか関係無く、みんながこの日本をどうにかしようと動いていく様が好き。それが褒められた行動じゃないことをしちゃう人もたくさんあるけど、この何者でもない人々が次代を動かしていく、動かそうとするところに浪漫を感じます。戊辰戦争の真っ只中、戦う人でない側の幕末っていうのも珍しくて面白かったです。郵便制度に銀行、経済を回していくのも面白かったです。
栄一役の吉沢亮さん、キングダムを見てからカリスマ性のある子だなあと思ってはいたけど、期待以上でした。おしゃべりの役だからセリフ量が尋常じゃないし、喋りっぱなし、下手だったら見てられなかったと思う。いやあ、上手かった。セリフに飽きなかった。それにちょっと怒鳴ったりするとこも凄みがでるというか。おしゃべりで庶民的だけどカリスマ性もちゃんとあって。素敵な役者さんだなあとしかしながら、顔がかっこよすぎるところがちょっぴり問題かな(笑)全然歳取らないんだもん(笑)
でね、その顔の良い主人公にバッチリ合った橋本愛ちゃんですよ。まあ美人。強かで美しい幕末の女性でした。お千代ちゃんロスになりかけた。
そして慶喜さま。とてもとてもすてきでした。こんながっつり長い間つよぽんの演技が見られるなんてね。慶喜が更に好きになりました。
あーでも慶喜をクローズアップするがゆえに幕末では薩摩がすごーく嫌な感じに描かれてたのはちょっとなあ…。笑
でも明治になってからの大隈さんとのやり取りは好きでした。って大隈さんは薩摩じゃないか。政治と商業、官と民。どちらも日本を良くするために奔走してた時代だからね。こういう、日本どんどん右肩上がりになっていく時代はワクワクします。新しい仕組みを整えるっていうのも好き。
ただ、後半戦争が絡むとね…。戦争によって商業が回るのは歴史上事実だけど、戦争のたびに体調が悪くなる栄一さんにほっとしたりして。
文章を打っていて思ったのは、いわゆるバブル崩壊後の社会しか知らず、頑張っても報われることばかりではないと思っている悟り世代と呼ばれる私たちには、この明治初期の時代って一種の憧れでもあるんだなあと思いました。だから私は幕末から明治維新の時代が好き。改めてそう思う。
さて、やっと青天が終わりました。次はいざ鎌倉。