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Chat GPTで怪談話を作ってみる。

お久しぶりです。

最近は某「乗るしかないでしょ、このビッグウェーブに」兄貴のように、人工知能関連で出来そうなこと、出来なさそうなことの可能性を探ったり、画像生成AIで思い通りのイラストを生成させるためのプロンプトをよくしたり、学習モデル作りたいなあと思う今日この頃です。

本日はその中でも今個人的にハマっているGPT-4を用いて怪談話を作ってみた結果のお話。現在進行系で行っているのでなにかアドバイスなどあれば教えていただきたいところです。

そもそもの大前提ですが、GPT-4さんは日本語のデータが圧倒的に少ないため、実用的に使うのであれば原則英語で尋ねるというのがデフォです。世界共通言語の英語で出す成果物と日本語で出す成果物では質が違います。日本語話者の人口が少ないというのと、GPTは一定の日付以前の事象を知らないため、全知全能であるということではありません。

怪談話というのは、その真偽はともかく、人を恐怖のどん底に陥れる必要があります。嘘でも怖い話は本当に怖いですし、怪談話には文化的側面もあります。西洋で有名な怪談話は「メリーさんの電話」でしょう。話の内容はここでは割愛します。一方日本で有名な怪談話といえば本所七不思議などが挙げられるでしょう。

しかしながら、これらは昔の書物に記されているという点、現代の怪談話はメッセージアプリに関する怪談話から、当事者の身の回りで起きた不可解な事象がメインとなり、前述の時代背景とは相反する内容であることは必然と言えるでしょう。

そこで、GPT-4になんの現代社会を舞台にした怪談話の生成を指示すると、十中八九下記のプロットで生成されます。

  1. 主人公が古いアパートに何らかの事情で引っ越す

  2. 夜な夜な、声ないしは音が聞こえる

  3. だいたい3夜目に主人公が逃げ出す

  4. アパートの大家が突然現れ、その部屋の怪異について話す


アウトプットの例

これはいわゆる「事故物件」系の怪談話と言えます。いくら新規で生成しても似通ったものが結果として出てきます。

先程の通り、現代の怪談話の舞台設定はおおよそ20年前から今日に至るまでの20年間であり、このような事故物件にまつわる怪談話はオーソドックスなものとなります。

人間の闇のような、いわゆるヒトコワな物語や、意味がわかると怖い話、臨死体験や都市伝説系の怪談話は明確な指示を出さないとしっかりとしたプロットは返ってこない。

最終的な目標として、怪談説法を説かれている三木大雲住職や、お笑い芸人の中山功太氏のような人のリアルを超越する不気味さをGPT4から出したいと思っています。

このような怪談を近い将来生み出せるように試行錯誤してみたいと思います。

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