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パクチー食べれないと思ってた筆者がタイに行ってきた2024

元旦から大きな災害が発生した2024年ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。今年の干支は辰年ということで、ここから素晴らしい一年になることを期待しています。

早速ですが、筆者はパクチーが苦手です。独特な風味と、後味がどうしても許せません。この話をすると大体「それだったら東南アジアは行けないな〜」と返されます。事実、筆者も東南アジアは行きたくないなあ〜と思っていました。

勝手な偏見ですが、子供の頃、家族でフィリピンのセブ島に行ったんです。料理は美味しく、リゾートホテルのプライベートビーチで遊び、楽しく過ごしていました。ただ、怖かったのは行きと帰りのホテルから空港までの道。ストリートチルドレンが必死にその日のお金を稼ごうと、手作りのブレスレットを、車が泊まるたびにノックして、「買いませんか?」と訴えてくる。彼らは当時の筆者の年齢とあまり変わらない。けれどもこんなに生活の質が違う。怖い。

この恐怖が根底にあり、バイアスとなり、東南アジアはなぜか避けていたのだと思います。

ある日友人にメッセージを送りました。「年末年始会わない?」帰ってきたのが「いや〜、日本で過ごすより海外で過ごしたいなあ、できれば温かいところで。」

そうして話を詰めていき、その日のうちに友人がバンコクへのチケットを購入してくれた。

未だに現実味を帯びない、「自分がタイに行く」ということを。ありとあらゆるウェブサイトでバンコクでできることを調べたが、おじさんの夜遊び事情しか出てこなかった。

無惨にも刻一刻と日は過ぎていくもので、気づけば大晦日。家族で他愛のない話をしながら、「年神様が来るまで、起きてないと駄目なんだよ。知ってた?」と言われ、夜更かし。紅白も裏番組も興味がない家庭なのでYoutubeでひたすら連続殺人鬼のドキュメンタリーを見るなどした。

気がつけば出国当日。朝4時に起床し、急いで空港まで向かう。幸いにも、昨年アメリカに旅行していたのでTシャツやショートパンツなどはスーツケースの中に入ったまま。生理用品をスーツケースの中に入れ、半分空っぽのまま、荷物を預けた。

飛行機で飛ぶこと約6時間。バンコクのスワンナプーム国際空港に到着した。空港からホテルまでGrabというアプリを使い、タクシーを配車。疲れていたが、外の景色を見ると、そこには想像とはかけ離れたバンコクの町並みを見ることができた。

ホテルに到着し、軽装に着替え、すぐに中心街のスクンビットに出発。現地の友人と合流するためのスポットに到着した瞬間、何故かノスタルジックな気分になった。

活気に満ち溢れ、人々は笑顔で、路上生活者や物乞いもいた。このノスタルジックな感覚は、幼少期に筆者が父親の転職を気にとある国で過ごしていた頃と全く一緒だったからだ。今にも経済が爆発的に成長していく、時限爆弾のようなこのドキドキ感に胸を躍らせながら、4人で合流した。

合流した後、一服(意味深)をし、諸般の事情につき多幸感でいっぱいになりながらカオマンガイを食べた。地元民しか知らないカオマンガイの隠れた名店。多幸感のせいもあってか、スプーンが止まらなかった。食べ終わったカオマンガイを、シンハービールでちびちびと。脳内物質が悲鳴を上げるぐらい嬉しさと楽しさに満ち溢れていた。

そんな中、1人が旅の疲れのせいだろうか、ダウンしてしまった。「◯◯(私)〜後はたのんだぞ〜!」ゴールド・ロジャーのように私に語りかけてくる。皆でとりあえず彼をホテルに送り、夜の街を散策しようということになった。

おじさんの夜遊びの中に乗っていたゴーゴーバー。子供と現地人は入れない男だけの楽園。見た目はショッピングモールだが、店の中はとてつもなかった。ここでは割愛する。

無事、タイ語しか話せない女の子とお話をしながらお酒を飲み、ホテルへと戻った。

滞在2日目。ダウンした友人が全快したため、ブランチを食べた後、寺巡りへ。筆者は元旦に氏神様で除災招福のご祈祷をしたため、本殿には入ったが、お祈りなどはしなかった。(何故か、してはいけないという自制がかかっていた。)
一通り主要な寺巡りを終え、ショッピングタイム。

筆者は夏快適に過ごせるようなタイパンツが欲しかった。ネットの情報をもとに、露店よりも良い品質のものが売っているという情報をゲットし、向かった先はMBK Center。

店の中は、イオンモールのように、様々な商品が並んでいて、いかにもショッピングセンターだった。

が、しかし。4階に上がると別世界が広がっていた。Perfect Copy/Super Copy、いわゆるブランド物の模倣品が売られている闇市場のような場所に到着した。下階と雰囲気が違い、このフロアは殺伐としている。テナント数が空きすぎた商業施設のような感じだった。筆者はお目当てのタイパンツ屋(と言っても店舗というよりフロアの区画)を発見。オーソドックスなものから、シルキーなタッチのものまで品揃えが良かった。カラバリがもう少しあったらな〜と思いながらも、絶対に買って帰るという確固たる意志を持っていたので、数本ピックアップ。そして交渉。バンコクではものの売り買いの交渉は盛んに行われていた。こんなタイパンツでさえ、交渉しないと観光客価格で売られてしまうからだ。交渉は無事成立したが、その後店員さんから、「+1でXXXバーツ!」と粘りの最後のアプローチがあったが丁重にお断りした。

その後も、ショッピングを満喫するなどして、一日が終わろうとしていた。

が、長くなりそうなので続きはまた今度。

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