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真夜中の出来事から考える:迷子のご老人を発見したら?

フィックスホームの恵理子です!

今日のブログは、真夜中の出来事から考える:迷子のご老人を発見したら?です。

それでは、どうぞ~

真夜中の出来事から考える:迷子のご老人を発見したら?

先週の真夜中のことです。時刻は日付が変わった夜中の12時過ぎ、わたしは娘達と映画のレイトショーを見た帰り道、家の近所の坂を車で登っていました。あたりは静まりかえり、人通りはなく、街灯の光が夜空にぽっかりと浮かんでいました。

ふと、車のライトの先を見ると歩道に人が倒れているのを見つけました。慌てて車を停めて近づいてみると、そこには座り込んでる女性のご老人の姿がありました。顔には不安の色が浮かび、一人では立ち上がる事も出来ない様子です。どうやらご自宅への道がわからなくなってしまったようです。

迷わず声をかけ、ご様子を伺いました。「息子と一緒に住んでいるが、息子が寝てから散歩に出来て来た」とおっしゃいます。手を見ると、懐中電灯とハンドタオルをしっかり持って、服装も寝間着ではなく普段着でした。「暗いから道が分からなくなってしまった。朝までここで待とうと思う」とおっしゃるので、「朝がくるまで6時間ぐらいありますよ。ご自宅まで送りますね!」とお伝えしました。すると住所と名前を教えてくださったので車に乗って頂いて一緒に家まで行きました。

ご自宅に到着すると、玄関の鍵は開いてましたが、寝静まっている様子。玄関に入って大声で「すいませ~ん!!」と何度か叫ぶと息子さんが出て来てくれました。散歩に出てしまった事には全く気が付いてない様子でとても驚いておられました。無事にご家族の元に送ることができ、私もホッとしました。同時に、もし同じような状況に遭遇した人がいたら、どうすればいいのか、改めて考えさせられました。

後日、地域を担当する民生委員の方に状況をお話しすると「恐らく高齢者の見守りや支援を行うネットワークに登録してない方です。また夜中に迷子になる可能性が高いので、民生委員が様子を聴きに行きます!!」との事でした。「もし発見されないで朝まで路上にいたら亡くなっていた可能性もあります」ともおっしゃっていました。

今回の経験を通して、地域住民一人ひとりが、高齢者に対する関心を持ち、見守り活動に参加することがいかに大切かということを改めて認識しました。また、地域ネットワークの重要性も実感しました。いざという時に、どこに相談すればいいのか、どこに助けを求めればいいのか、事前に知っておくことが大切です。

迷子のご老人を発見したら?

迷子のご老人を発見した場合、焦らず以下の点に注意して対応しましょう。

  • 安全な場所に移動する: まずは、ご本人と周囲の安全を確保するため、安全な場所へ移動しましょう。街灯のある場所や、人通りの多い場所がおすすめです。

  • 声をかけ、落ち着かせる: ご本人がパニックになっている場合は、優しく声をかけ、落ち着かせることが大切です。

  • ご本人の様子を観察する: 怪我をしていないか、体調に異変はないかなど、ご本人の様子を注意深く観察しましょう。

  • 身分証明書を確認する: もしご本人が持っていれば、身分証明書を確認しましょう。服や持ち物に名前が書いている事もあります。名前や連絡先が分かることで、ご家族に連絡を取ることができます。

  • 警察に連絡する: ご家族の連絡先が分からない場合や、ご本人が一人でいることが不安な場合は、必ず警察に連絡しましょう。

  • 地域のネットワークを活用する: 滋賀県には、高齢者の見守りや支援を行う様々なネットワークがあります。これらのネットワークを活用することで、よりスムーズな対応が可能になります。

滋賀県では、高齢者の安全を見守るための様々な取り組みが行われています。

  • 地域包括支援センター: 高齢者やその家族からの相談に応じ、必要なサービスを提供します。

  • 認知症疾患医療センター: 認知症に関する専門的な医療を提供します。

  • 高齢者あんしんセンター: 高齢者の失踪時の捜索や、家族への支援を行います。

  • 地域の見守りネットワーク: 地域住民が協力して、高齢者を見守る活動を行っています。

これらのネットワークは、地域によって名称や連絡先が異なる場合があります。お住まいの地域の包括支援センターなどにお問い合わせください。地域の見守りネットワークに登録しておくと、いざという時に迅速な対応が期待できます。

参考:

リンク>>>大津市社会福祉協議会「高齢者など地域見守りネットワーク」HP

まとめ

迷子のご老人を発見した際は、焦らず、落ち着いて対応することが重要です。そして、地域ネットワークを活用することで、よりスムーズな支援が可能になります。高齢者の方々が安心して暮らせる地域社会を作るために、私たち一人ひとりができることを考え、行動していくことが大切です。認知症による行方不明者は年間1.9万人超、死者は500人以上と言われています。出来る事から始めたいなと思います。

今回の経験をして、万が一の為にわたしの高齢の両親の持ち物(杖やスマホ)に名前のシールを張る事にしました。「名前、住所、家の電話番号、娘の携帯番号」を記載しました。また両親が上記の見守りネットワークに登録している事を確認しました。

うちの親はまだまだしっかりしてるから大丈夫と思いがちですが、調査によると認知症による徘徊が原因で行方不明になり亡くなった人の4割程度が「程度の軽い認知症」だったといいます。行方不明になって初めて認知症だったことに気付いたというケースもありますので、行方不明は誰にでも起こり得ることなのだという意識を持っておくことが大切だと感じました。

それでは、今日はこの辺で(#^.^#)

また来週の水曜日にお会いしましょう!

お楽しみに~!!

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