コロナ禍を乗り切るために【認知の歪み】

こんにちは。

緊急事態宣言はすでに解除されましたが、感染者は再び増加の兆しを見せています。第2波もありえます。
まだまだ楽観は出来ないような情勢です。

不安で不安で仕方ないという方も多いと思います。
私がそんな中で感じた、現在社会の中で負の感情を横行させている原因の1つである、「認知の歪み」や「誤謬と詭弁」について書き記そうと、筆を取っています。
不安の大本を知ってほしいのです。

ストレスを感じやすい状況では、悲観的に物事を考えるようになり、問題解決が難しくなってしまいがちですが、この記事を読み、認知の歪みを発見してストレス対応に役立てていただければ幸いです。
コロナ以外に鬱(うつ)でも使えます。

「認知の歪み」とは

ー引用ー

認知の歪みとは、誇張的で非合理的な思考パターンである。
これらは精神病理状態(とりわけ抑うつや不安)を永続化させうるとされている。
この概念は精神科医アーロン・ベックが基礎を築き、彼の弟子のデビッド・D・バーンズがその研究を引き継いだ。
最も有名なのはバーンズが1989年に著した『フィーリングGoodハンドブック』であり、これらの認知パターンを学び、かつ除去する方法を記している。
こういった思考パターンは、その個人に現実を不正確に認識させ、ネガティブな思考や感情を再強化させうるとされている。
バーンズは、気分や感情は事実ではなく、逆に「歪んだ考え方がマイナスの気分を生み出す」と述べている。

ーWikipediaよりー

このように強いストレスに晒されていたり、うつ状態であったりすると非論理的で大げさかつネガティブな考え方をしてしまいます。
普段は正常な判断が出来ている人も陥る可能性があります。

では、悲観的にも楽観的にもならず、現実的に問題対処できるようになるためにはどうすれば良いのでしょうか?
まずは敵を知りましょう。
ここから認知の歪みを8種類に分け、合計44個の例文で解説していきます。

※念のため「誤謬」や「詭弁」について軽く説明しておきます。
詭弁(きべん)とは「論理的に破綻している空っぽな理屈」のことです。
誤謬(ごびゅう)は「詭弁の無意識使用ver.」という感じです。
これらは一見もっともらしく聞こえますが、認知の歪みを強化してしまいます。
私はこれがあまり好きではありません(直球)。

①スプリッティング(白黒思考)

誤った二分法」を発動することを指します。
詐欺師や政治家などが扇動に用いることがあります。
実際にはもっと選択肢があるのに、2つしか見えなくなってしまう(または見えなくしてしまう)ということです。

例えば、
1. 「私とアニメとどっちが大切なの??」
→場合による、どちらも、どちらでもないなど他の選択肢もある。
2. 「すべてのプロジェクトを成功させなければ社会人とは言えない。1つでも失敗があれば他が成功していたとしても、全て失敗したも同然だろう。」
→成功か失敗かの2択ではない。張り詰めすぎ。
3. A「原発は危険すぎる!廃炉すべきだ!」
 B「しかしそれでは電力不足が懸念されます。」
 A「まさか君はあのひどい事故を見ておきながら原発を推進するのか!」
→段階的廃炉や中立など他の選択肢もある。後に紹介するストローマン論法でもあります。
4.  「君は質問に答えずに帰ってしまった。沈黙は賛成ということだろう?」
→呆れてものも言えないなど他の選択肢もある。
5.  「経済と人命、どっちが大事なんだ!」
→どちらも大事、など他の選択肢もある。なるべく両方守っていこう。

他にもさまざまな一般的によく使われそうな理屈がこれに当てはまります。

②早まった一般化

少ない例から一般的な結論を導こうとすることです。

似たようなものに「過度な一般化」もあります。こちらは少ない経験や根拠から「早まった一般化」をしてしまうことです。

これらのなかでも深刻な場合がいわゆる「レッテル貼り」のことだと思ってもらって差し支えありません。
レッテル貼りは何も知らない人に誤った先入観、第一印象を植え付けることが出来るので非常に厄介です。

例えば、
1. 「日本の某クルーズ事件への対応のまずさのせいで日本は第二の震源地になったんだ!」
→もしかしたらそうなのかもしれませんが、まだ根拠が足りない感じです。
2. 「宮崎勤を始め、少女の誘拐や殺人を行う人間はオタク趣味を持っているようだ。ゆえにオタクはみな犯罪予備軍に違いない。」
→以前はこれが比較的通っていたようなのでまったくひどいもんです……。
3. 「今日はLINEの既読がつかない。私は彼に嫌われているのではないか?」
→たまたま忙しくて見ていないだけかもしれない。過度な一般化の例。後に紹介する心の読みすぎにもつながります。
4. 「私は、他人と仲良くなろうと奮闘すると絶対失敗してしまいます……。いつも上手にコミュニケーションすることができずに、みんなに嫌われるんです……。」
→見てるこっちが悲しくなってくる……。後に紹介する先読みの誤りにもつながります。
5. 「ライブハウスで感染が広がっている。これは若者が外出自粛をせずに遊び歩いている証拠だ!」
→ライブハウスにいるのは若者だけではない。それにすべての若者が遊び歩いているかは分からない、というか多分違う。まさかのダブルパンチ。

いままでの「誤った二分法」「レッテル貼り」に加えて「権威論証」(先生が言ったからその通りだ、専門家が言ったなら絶対に間違っていない、など根拠が権威になってしまう詭弁、誤謬)の3コンボは特にワイドショーなどに流されやすい人がやりがちです。
メディアに出ている専門家()やコメンテーター()は果たして信じ切って良いものでしょうか?

③感情バイアス

文字通り、感情要因によるバイアス(偏見)のことです。

1つに、個人的懐疑に基づいた論証があります。

ー引用ー

ある前提を「個人的に」疑問に感じたことを理由としてその前提が偽であると表明すること、あるいは逆にある前提を好ましいと感じたことを理由として真であると表明すること

ーWikipediaよりー

例えば、
1. 「君のような善良な人間が殺人をするなんて信じられない。だから君は無罪だ。」
→感情を根拠にしないでいただきたい。

感情バイアスが引き起こす現象は他にも
・「同情論証
→哀れみに訴えかけて論点をずらし、共感を得ること

1. 「日々あんなにつらい思いをしている田中さんを疑うんですか?」
→それとこれは関係ないです。
・「チェリーピッキング
→都合の良い部分だけ切り取ること

1. 「AIの導入により業務の効率化にA,B,C社が成功している。したがって我社もAIを導入すれば無駄を省ける。」
→失敗した会社はありませんか?A,B,C社と我社の状況は同じですか?
・「認知的不協和
→都合の悪いことに対して矛盾を解消するために考え方を曲げようとすること

1. 「日本のコロナ対策は間違っていたはずだ。なのにも関わらず感染者は非常に少ない。日本政府やメディアは感染者数を改ざん、隠蔽(いんぺい)しているのでは?」
→始めの前提が違わないですか?他に根拠を持ってきましょう。あと、陰謀論は慎重に。
・「タブロイド思考
→いわゆる思考停止で、実際にはもっと複雑な要因があるのにも関わらず、考えるのが面倒に思うために物事を単純化してしまったり、ステレオタイプで捉えてしまうようになったりすることで分かったつもりになること

1. 「日本のコロナによる死亡者数が他国と比べて少ないのは日本人の勤勉さ、真面目さによる自粛のおかげである。」
→日本人が真面目というステレオタイプを使っている。さらに言うと、アジア各国と対して変わらないし、むしろアジア内では2番目に多い(5/16時点)。抽象的な要因ではなく、どうやらアジア人に共通して何かがある(人種、年齢構成、ワクチン、抗体など)と考えるのが妥当。

などたくさんあります。調べてみてください。
また、感情バイアスを理解することは同調圧力、自己中心、希望的観測、偏見などの理解にも役立ちます。
※マスコミ(プロパガンダ)ではしばしば、「予想外のこと」を知らせ、感情を揺らし、想定していたことと矛盾を起こして認知的不協和を促します。
そして私たちに矛盾を生じさせた後に、タブロイド思考でもっともらしい理由を作り飛びつかせるという手法をとります。(例:感染者数が過去最多→政府の初動に問題があったせいだ)感情が揺れたタイミングはプロパガンダに注意しましょう。

④べき思考

ー引用ー

他人に対し、その人が直面しているケース(状況・状態)に関係なく、彼らは道徳的に「すべきである」「しなければならない」と期待すること。

ーWikipediaよりー

これは自分に対しても他人に対してもやりすぎるとストレスになります。
shouldが全てではありませんよ。
デバフみたいなもんです。

例えば、
1. 「こっちは金払ってんだ、お客様は神様だろ!タバコくらい吸わせろ!」
→悪質の極み。お前の「すべき」を強要して勝手に怒らないでくれ……。
2. 「私は、全ての人に愛されなければならない」
→ほとんど実現不可能なので信じてもろくなことがありません。疲れます。
3. 「絶対にミスをしてはならない」
→完璧思考は現実世界では止めときましょう。学問の世界だけで十分です。
4. 「あら、木村さんはお子さんに習い事させてないの?常識的に考えて子供に習い事はさせるでしょ?絶対させるべきよ!ちなみに私はうちの子にスイミングと習字と……(以下略)」
→JK(常考)じゃないんだからそんな落ち込むだけの思考は止めましょう。あと、マウントうぜぇって思われてそう。
5. 「こんな大変な時期に何膝に犬乗せてくつろいでんだこの野郎!」
→理不尽すぎて泣けちゃうヮ……不安で仕方ないんだろうね……

⑤心のフィルター

物事の全体において、悪い面ばかりに目が向いて、良い部分が除外されてしまうことです。こちらもデバフみたいな感じです。
メディアなんかも感染者、死亡者を報道していますけど、よくよく考えると回復者も大勢いるわけなのでこれも良い面が除外されています。(ネガティブ情報は不安になっている視聴者にウケるので、しばしばメディアは不安を煽るような切り取った報道や誇張した報道をする)

似たようなものとして「マイナス化思考」というのもありまして、これは、うまくいったときは「まぐれだ」と考え、うまくいかなかったときは「やっぱりか」と考えてしまうような、良い部分を見えなくするばかりか悪いものにすり替えてしまうことを指します。

振り返ってみると昔、苦しいとき私もめちゃくちゃやってました……。
ついつい自分のふがいなさばかり目立ってもう生きてる価値ないな……とかふと思ってしまうんですよね。本当に怖い。

あとはどれだけ認められてもマイナスに受け取ったり、ますます自分に自信が無くなったりしますね……。

例えば、
1. 「70点か……30点も減点されてしまった。俺は頭が悪いなぁ。」
→平均点とかにもよるけど7割正解してるじゃん、上出来上出来。
2. 「ついつい募金してしまったけど、これじゃ私は心が腐った偽善者だ…」
→自分の良心をマイナス化してしまってますね……。
3. 「ああまた失敗してしまった。私はダメだなぁ。」
→あなたの良いところ、あると思いますよ。
4. A「あなたの書いた小説、すごいですね!」
 B「あぁ、ありがとうございます(そんな大したこと無いのに……冷やかし?)」
→素直に受け取って良いんですよ。喜んでください。謙虚(自分の立ち位置を正当に理解すること)は推奨ですが、謙遜(自分を不当に低く見ること)は推奨しません。
5. 「日本のコロナ感染者が少ないのはまぐれだ」
→どんな理由で少ないのかについて考え尽くしましたか?

⑥結論の飛躍

心の読みすぎ」(他人の行動や非言語的コミュニケーションから、ネガティブな可能性を推測すること)と「先読みの誤り」(物事が悪い結果をもたらすと推測すること)の2つが存在します。
マイナス化思考にもつながります。

例えば、
1. 「彼は会ったばかりなのにもう敬語を使わなくなった。私のことを見下しているのではないか?」
→多分仲良くなれただけだと思いますよ……。心の読みすぎです。
2. 「また感染者が増えてきた。いずれ私も感染してしまうだろう。」
→まだ分かりません。予防に手を尽くしましょう。先読みの誤りです。

これは守りの姿勢に入るためだけに使うならまだいいんですが、攻撃性を持つようになると「ストローマン論法」(藁人形論法)に発展してしまいます。
これが非常に厄介(自他ともに被ダメが大きい)なのでしっかり解説します。
また、見分けもいままでのものと比べて難しいです。

「ストローマン論法」とは相手の意見の文脈を無視し、誤解を与えるように引用(クオート・マイニング)したり、歪めて解釈して反論したりする論法。詭弁の種類で言うと「論点のすり替え」に該当します。
「感情バイアス」がコンボスキルとして発動することが多くあります。
①スプリッティング、の例4(沈黙=賛成 理論)と組み合わせて、
意味不明な主張に相手がドン引き→呆れて黙る→ハイ論破ァ〜〜と言いふらす→見かけ上議論に勝利(?笑?)という何もかもが間違った、最悪な論法を使われることもあります。(筆者はよくやられてブチ切れてます)
また、ストローマン論法の一種に
滑り坂論法
(ある行為を行うと類似行為が連鎖的に行われ、最終的には大変なことになるのでそもそもの行為を行うべきではないという論法)や、
人身攻撃
(論点を相手の容姿、性格などにすり替えたり、「お前だって論法」で相手に論点を移したりすること。つまり権威論証の逆)があります。
なお滑り坂論法の連鎖の途中には、ときどき「因果関係の混同」が含まれていることがあります。
※裁判などにおいて「あの証言者は容疑者と親友であったから、容疑者に有利な嘘をついている可能性が高い」といったような議論は人格を真偽に含めているが、合理性は高いため人身攻撃にはあたらない点には注意です。嘘を見抜くのに「発言内容だけ見る」というのはあまり適していません。
※しかし、過度なストローマン論法の忌避も問題です。相手の意図、主張を勝手に捏造した上で決めつけるのは問題ですが、仮定したうえで、もしそうなら……と言うなら問題ないでしょう。また、確認を取っている場合も「その認識は違う」と言う余地があるので大丈夫です。文脈というのは常に文章に書いてあるわけではありませんから。書き手と読み手の解釈が一致しないことも多いですので随時確認したいところです。これは詭弁だ!と言っていきなり議論を打ち切ってしまわないように注意しましょう。あくまで議論の目的はより良い結論を求めることで、詭弁を指摘することではありません。


1. A「私は子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。」
 B「そうは思わない。なぜなら子どもが屋外で遊ぶのは良いことだからだ。A氏は子どもを一日中家に閉じ込めておけというが、果たしてそれは正しい子育てなのだろうか。」
→「道路」を「屋外」に誘導し、「危険なら家に閉じ込めておけ」と極端な主張をしている。
2. A「この料理、味が濃いな……。」
 B「嫌なら食べなきゃ良いじゃん。」
→BはAの「味の濃い料理は嫌いだ」という発言を捏造していると思われる。
3. 「少女型ラブドールで自慰をしているやつらはいずれ本当に少女を襲うはずだ。ゆえにラブドールは販売すべきでない。」
→ひどい言い草。一人でやる分には良いだろう。滑り坂論法。下手すると気持ち悪いという感情を根拠にしている可能性もある。
4. 「お前は酒の席でお国の不平を漏らした。したがって国家転覆罪で処刑だ。」
→まだ転覆させるようなことは全くしていない。滑り坂論法。
5. A「日本は軍事の予算を増額したほうが良い。」
 B「Aは戦争推進派だ!平和が嫌というなら日本から出ていけ!」
→極端すぎる解釈。そして「平和が嫌」という発言の捏造をしている。
6. A「Bはいつも出社に遅れて来るけど、どうにかならないの?」
 B「お前だって約束にはよく遅刻するじゃないか!」
→お前だって論法。今はBの話をしている。切り返しはせめてちゃんと答え終わってからからにしよう。
7. 「あの人は元犯罪者だからこの意見は間違っている。」
→犯罪者であったことと意見の真偽は無関係と考えたほうが良いです。
8. 「ゲームは不登校生徒の増加の原因だから排除すべきだ!」
→ゲームするから不登校になるのではなく、不登校になるから仕方なくゲームをするのではないでしょうか。因果関係を混同しています。
9. A「学校でスマホをいじるんじゃない!」
 B「他の人だってやってますよ。ほら、あいつなんかゲーム機で遊んでます。」
→他の人がやっているから、というのは理由になっていない。お前だって論法の進化系。
10.A「人参って健康にいいの?」
 B「ああそうだ。」
 A「じゃあ君はいつも健康だけど人参をたくさん食べてるのか?」
 B「確かに私は健康かもしれないが、だからといって必ずしも人参を食べているとは言えない。これは後件否定という詭弁にあたる。」
→後件否定(AならばBが真のとき、BならばAも真とは限らない)だという指摘は合っているが、「人参を食べているか?」という疑問に答えていないので、論点のすり替えになってしまう。

⑦拡大解釈、過小解釈

いわゆる「針小棒大に言う」こと。心のフィルターやマイナス化思考、ストローマン論法と併発することが多い。

例えば、
1. A「株価が大きく下がったっぽいぞ。」
 B「【悲報】 日 本 終 了 の お 知 ら せ 」
→大げさすぎてワロタ。
2. 「今朝の通り魔事件のニュースを見た?もう外を出歩けないよ……。」
→不安なのは分かるけど、そこまで?
3. 「実は昨日スカートが捲れて、それを近くを歩いていたおじさんに見られちゃったの……私もうお嫁にいけない……。」
→性犯罪にあってしまったとかならまだしも……。
4. メグ「(ガトーショコラを作った)塩と砂糖を間違えちゃった……。私達料理が苦手なのかな?」
 マヤ「この前もオムバーグのデミ足りなかったし……。」
 リゼ「すべては教官である私の責任だ、すまない……。」
→早まった一般化とのコンボ。Mistralは台所出禁にしろ!!!(手のひら返し)

⑧個人化

これは簡単で、自分のコントロールできない結果が起こったとき、それを自分の個人的責任として帰着させてしまうことです。または他人に責任を過剰に押し付けてしまうことです。
つまりはやりすぎな自己責任と責任転嫁を指します。

例えば、
1. 「今日雨が降ってしまったのは私が雨男だからだ……。」
→天候は人に左右されないはず……です。
2. 「日本が今日も平和なのは私のおかげだ。」
→あなたはそんなに大層な人物ですかそうですか……。

まとめ

詭弁を使うことが絶対に悪いとまでは言えませんが、せめて論者の人間性を考慮しない議論の場や批判で使ったり、人を傷つけるため、ネガティブにさせるために使ったりしないでください。
詭弁誤謬が混じった議論はしばしば不正確です。
また、相手が無理やりあなたを説得するために使っていることも多々あるので見抜けるようにしましょう。自己防衛するのです。
認知の歪みに気がつくには「クリティカルシンキング」(批判的思考)が有効です。疑う心を忘れないようにしましょう。
(ただし、不正確な理屈、つまり詭弁や誤謬を使って主張をされた場合でも偶然、内容が真であることはあります。言い換えれば、詭弁が使われていることには反応するべきですが、決して内容自体は間違っているというわけではないということです。あくまで詭弁は何も証拠になっていないというだけです。)

最後に、この小説(全25話)はここで紹介しきれなかった詭弁、誤謬についても対話形式で分かりやすく書かれていますので、併せて読むことをおすすめします。

この不安定な情勢ですが、悲観的にならずに乗り越えていきましょう。

※私は専門家ではないので内容が間違っている可能性があります。
誤った箇所についてはツイッターアカウントの方まで連絡ください。
判明次第追記、修正していきます。

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