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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論393」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第7号(2003.7.25発行)「フィットネス業界急成長へのカウントダウン」3~※名称等は当時、一部文章省略

また、この18ヶ月間、フィットネスに関連した政府の動きも出てきており、メディアもこれらのトピックスを盛んに取り上げている。

米国公衆衛生局長からの公式文書「肥満と過体重を回避・減少させるための行動への呼びかけ」が出されたり、ブッシュ大統領が、米国人が喫煙を止め、適切な運動と食事習慣を作るための予算として1億2500万ドルもの額を組んだこと、民主党のジム・リュウン議員により保険加入者に対して保険料を割り引くことを提案したこと、議会で「フィットネス推進執行委員会」が結成されたことなどについて報道している。

これほどまでに健康やフィットネスに関する法案が幅広く、声高に、情熱的に議論されることはこれまでなかった。

もはやフィットネス業界のティッピングポイントはそこまで来ている。

ここで次の鍵となるのは「では我々業界は、そのチャンスー一生に1回あるかないかの最大のチャンスーを、確かな成果に繋げられるだろうか」ということである。

我々の準備は十分だろうか?

チャンスを掴み、いくつもの追い風を利用して大きく羽ばたくことができるだろうか?

何か他にすることはないだろうか?

我々がティッピングポイントに乗って、より遠くまで、より早く到達するためには、今のうちにいくつか基本的な課題に取り組んでおく必要がある。

ここでそのいくつかを確認しておきたい。

~ここまで~

30年以上に渡り参加率3~4%で推移してきた国内の民間フィットネス業界は、政府等関連機関からほとんど無視された存在となっているのが現状です。

ヘルスケア分野という健康を取り巻くより大きな括りにおいては、注目されておりますが、主として医療分野(予防医学含む)への関心に限定されていると思います。

この現実を捉えると、フィットネス業界に対する行政面での追い風は今後も期待できず、それよりは今回のパンデミックによって変化した社会意識を機会と捉える必要があるとアバター近藤は考えます。

感染不安などの心理面、外出抑制などの物理面といった様々な側面で、健康や運動への意識はむしろ高まっているという見方ができます。

その変化を好機と捉え、いかに行動して頂けるかにフォーカスすることが、今できる最も重要なことだと思います。

本日もお読みいただきありがとうございました。



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