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5月4日(土):「量」から「質」へと転換する都市公園
本日はローカルな話題を少しばかり。
日経新聞の連載「データで読む地域再生」で先般に取り上げられていたのは首都圏の都市公園についてです。
同記事の内容によると関東では神奈川県が都市公園の面積の伸び率が13.2%増でトップになっていました。(※伸び率は2012年度と2022年度比)
この10年間は神奈川県に住んでいますが、たしかに自分の周りに目を向けても公園の整備が進んだ気がしますね。
茅ヶ崎市の柳島スポーツ公園をはじめ、まもなく改修を終えてリニュアルオープンする鵠沼海浜公園スケートパークなどなど。
これらはいずれもパークPFI制度を活用した形での公園整備で、そのあたりも公園面積の伸びに寄与しているのだと思います。
※パークPFIは公園の整備を行う民間の事業者を公募し選定する制度
冒頭に触れた記事では相模原スポーツ・レクリエーションパークが取り上げられていましたが、公園整備のトレンドとして気軽にスポーツを楽しめる環境が広がっているのは見て取れます。
やはりスポーツは自然な形で交流が生まれるし、楽しさと賑わいのある場になりますからね。
昨日までに触れてきた社会課題の孤独・孤立を解消する一助にもなりえるのが、こうした公園であり、スポーツでもあると思います。
これらスポーツ以外で整備が進んでいるのはインクルーシブ公園でしょう。
茅ヶ崎市内でもインクルーシブ公園ができたり、既存の公園でインクルーシブ遊具が設置されるケースも増えてきました。
https://note.com/fitnessbiz/n/ned160b3d4634?magazine_key=m80939d9105bb
スポーツを楽しむ環境整備やインクルーシブ化など、より開かれた場になってきているのが昨今の公園でしょう。
かつての公園行政は緑地の面積を一定程度確保する量的な観点が中心だったと思います。
そうした時代を経て現在では地域におけるコミュニティづくりの起点になったり、災害対策の拠点を担うなど、質にフォーカスした公園への転換がはかられつつあります。
このような流れは非常に好ましいと思うので、今後も各地域に良質な公園が増えていけば良いですね。
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