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3月28日(月):ブランド価値躍進の理由
今週の日経ビジネスではブランド価値調査「ブランド・ジャパン2022」をもとにした特集がありました。
そこでは下克上として躍進したブランドが取り上げられていました。
まず上位50までの顔ぶれを見ると食品関連が多い印象ですね。
やはりコロナ禍での巣ごもり需要の影響でしょうか。
変動幅の大きかった食に関連した企業、ブランドは以下のようになっています。
14位 湖池屋(110位)
16位 ハウス食品(78位)
33位 チキンラーメン(174位)
37位 ミツカン(108位)
43位 モスバーガー(75位)
同記事では湖池屋とモスバーガーがクローズアップされていましたが、それぞれに明確な理由が見て取れます。
湖池屋でいえば、コロナ禍で変化する消費者行動のリサーチとそれを商品に反映させるスピード感です。
原点回帰してリブランディングしてからの湖池屋はユニークな商品づくりを続けていますが、コロナ禍でもそこに磨きをかけているのが伺えます。
コンビニなどの商品棚をみても目が留まるのは湖池屋の商品だったりするし、陳列状況からも人気のほどがわかります。
またモスバーガーではコロナ以前から取り組んできたことが結実して、昨今の社会背景によりさらに後押しされた格好ですね。
具体的にはテイクアウトの部分でモスバーガーではもともと販売に占めるテイクアウト需要が55%もあり、調理後10分以上経ったハンバーガーを食べる人が多かったといいます。
そのためテイクアウト対応を予てから強化してきたことが奏功した形です。
湖池屋では「消費者のインサイトを丹念に拾い上げる姿勢とそれを活かす開発力」、モスバーガーでは「地道な取り組みと機会の合致」と表現できるでしょうか。
それぞれに躍進するだけの確たる理由があって、一夜にして得られた結果ではなく日々そうしたことを積み重ねていく大切さが再確認できました。
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