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10月13日(金):周辺機器が拡大しそうなeスポーツ

このところはeスポーツのことを記していますが、本日も関連の話をもう少しばかり。

昨日はパソコン周辺機器大手のエレコムが発売したゲーミングPC向けの反応速度を高めたキーボードのことを取り上げました。

キーボードの裏側に小さな磁石が取り付けられており、センサーで磁力の変化を検知することで、キーを0.1ミリでも押せば入力が確認されるため、従来の端子の接触で入力を確認する一般的なキーボードに比べて大幅にキーの入力の感度が向上したとのことです。

eスポーツは「スポーツ」の名を冠しているものの、実情としては一般的なスポーツと違ってプレーが新体制に制約されるものではありません。

だからプレーのパフォーマンスを上げるために周辺機器やテクノロジーの活用が入り込む余地は多分にあると思っています。

この点は身体性を重視するスポーツとの大きな違いでしょう。

スポーツの世界でも競技ごとになんらかの道具が用いられますが、そこでの形状や素材、テクノロジーが身体的にフェアな競争を損なう場合には、その使用が中止されるケースもあります。

例えば競泳におけるスピード社の水着の「レーザー・レーサー」はその代表例だと思います。

素材や加工によって水の抵抗を最小限にした同社の水着は着用者による新記録の更新が相次ぎ、選手の技量とかけ離れたところで勝負が決する要素になってしまったことから使用が制限されました。

またゴルフにおける長尺パターは形状による利点ですが、動作のブレを最小限にする作用とその効用が大きすぎて、現在では使用が認められなくなりました。

その他、近年で使用の有無について物議を醸したのが特殊なプレートが生む反発力で使用者のタイムを押し上げた陸上の厚底シューズですね。

これらは一例に過ぎませんが、一般的なスポーツの場合はやはり身体をベースにした競技、勝負であるため、その身体性から逸脱したり、競争を歪めるものである場合には、その道具の使用が制限されます。

一方でeスポーツの場合には、もともと身体的な制約を受けない状況で勝負をしている分だけ、競技力を向上させる周辺機器への制限は生じにくいはずです。

それゆえeスポーツの普及が進むことで、プレイヤーを後押しするような周辺機器が深掘りされて充実していく余地が多分にあるだろうと思っています。

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