11月7日(火):互換機の発売が相次ぐ活況のレトロゲーム
先般の日経産業新聞には「レトロゲーム再人気、互換機続々」と題した記事がありました。
同記事の要旨はファミコンやスーパーファミコンなどのレトロなテレビゲームのソフトを遊ぶ動きが広がり、それに伴ってゲオやブックオフなどが独自で互換性のあるゲーム機を発売したことなどに触れています。
ゲオが販売した「レトロゲームコンピューター」は初回在庫の3,000台はすぐに完売したそうで、レトロゲーム人気の高さがうかがえますね。
昨今はゲームもストリーミング配信が増えてきて、「プレイステーションストア」や「ニンテンドースイッチオンライン」などのプラットフォームを通じて旧作のゲームも手軽に遊べるようになりました。
私も子どもと一緒にPSの「クラシックス」にラインナップされている昔のゲームをやる機会もありましたが、それでもすべてをカバーしているわけではなく、遊べるタイトルはごく一部に限られます。
そんな昔のゲームを余すところなく楽しむには今回のような互換機がうってつけだと思います。
これらの良いところは昔ながらのビット数の少ないゲーム機体であるだけに価格が非常に割安な点です。
前述したゲオが販売した「レトロゲームコンピューター」なら税抜で1,980円で、なおかつオリジナルゲーム118種も内蔵されています。
またブックオフが販売するファミコンの互換機である「8ビットコンパクト」も価格は3,000円程度でオリジナルゲーム88タイトルが内蔵といった具合です。
2,000円~3,000円なら大人にとっては、さほどの負担でもないから懐かしのゲームを楽しもうと気軽に購入もしやすいですね。
その一方、レトロゲームでさらなる裾野の広がりがでるかどうかはソフトの流通です。
その昔に自分が夢中になったソフトが売られているのかどうかをネットで調べてみたら、ソフトが思いのほか高くて5,000~6,000円だったり、なかには
40,000円超の値がついたものまでありました(笑)
これだけ互換機の販売が賑わってきたことを考えると、旧作ソフトの再製造・販売のニーズもあるはずです。
なかにはソフトの権利等で再製造が難しいものもあるのでしょうが、活気づいているレトロゲームでさらに広がりを生むには、ソフトのラインナップも重質していけば良いなと思います。