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6月15日(土):少しずつ広がり始めた「ラーケーション」

先週末の日経新聞には「学校休んで外で学ぼう 広がる『ラーケーション』」と題した記事がありましたので、本日はこれに関連した話を少しばかり。

まず「ラーケーション」の制度について説明しておくと、こちらは学習(ラーニング)と休暇(バケーション)を合わせた言葉です。

年3日など自治体で指定した日数分は郊外での自習活動を登校による学習と同等とし、欠席扱いにはならない仕組みになっています。

休みをかねて地方へ旅行をしながら史跡を探索したり、収穫体験を通じて農業に触れてみたり、といった具合です。

それにより任意での課外学習、社会学習が学校が休みの土日などに限らず、フレキシブルにできる利点があります。

このnoteでも以前に愛知県でラーケーションがスタートしたばかりの頃にそれを取り上げたことがありましたが、そこから徐々に広がりが出ているようですね。

冒頭に触れた記事によれば栃木県日光市で年3日、山口県でも年3日、大分県別府市で年4日、茨城県では年5日までと、こうしたラーケーションに取り組む自治体が増えつつあるのが見て取れます。

記事ではラーケーションを浸透させていくための課題として教職員の負担をあげ、出欠席の把握や給食の停止が煩雑になることなどがあげられていましたが、これは些末な問題だと思います。

我が家の子どもが通う小中学校は公立ですが、欠席や連絡は指定のアプリを通じて行うようになっているから、そこで「欠席」を選択して、理由に「ラーケーション」と書き込めば、それで終わるはずです。

また昨今はGIGAスクール構想で子どもたちには1人1台のタブレットが貸与されており、課題の提出などもタブレット上でそれをしているケースも少なくありません。

それであればラーケーションで休む3日分の授業については、その進捗分さえ生徒に知らせておけば、あとは本人が自分で予め学習をしておき、タブレット上で1週間以内に課題提出をすることで事足りてしまう気がします。

学校の外にも子どもにとっての学びの題材や山ほどあるから、年に3日でも5日でも、外に出る機会を増やしていくことで良いんじゃないかと思っています。

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